プログラマと話して吐きそうになった

デジタル業界(なんてものは無いが)に入って●年、いろんな
アプリケーションを開発してきた。私のキャリアからだと、
ブラウザ上のアプリケーション担当になったのは近年のこと。


厳密には「開発」したのはプログラマ?で、私はSEの真似事なんかを
やっていた。システム仕様書・プログラム機能書・操作仕様書を
担当することは、けっこう多かった。
ウェブを担当するようになってからは一切、やってない。だから
HTMLも読めないのだが。


こんな私でも、職場で吐き気がするほど驚かされたのは初めて。


Aというデータベース中の漢字項目ひとつにカナを振って、
Bという、Aより項目が一つ多いデータベースに作り直す。
「ひとつのプログラムでやれよ」と思っていたのだが、カナを
校正するというのと、量が50万件を越えているという理由で
カナフリだけ違う部署に依頼することにした、と開発チームから
報告を受けていた。


とても単純な処理なはずなのに、納品時間を5時間すぎても
未だ出来ないという。いったい何があったのか、と電話をしてみたら
担当プログラマが離席。電話に出たプログラマに聞いてみた。
仕事が始まったとき、担当プログラマがとんでもないoutを出す
プログラムを構築したので、フォローに入ってもらったプログラマだ。
ところが


「悪いけど、俺、もう分からない」 と言う。


「処理が複雑すぎる、っていうか、俺がちょっと目を離している隙に」


「漢字項目を切り出してカナ振ったのはいいけど、Aデータベースと
 マッチングするキーが無いらしいですよ」


分かりますか? 要はカナが元データと合体できないんです。


そんな処理あるか!いい加減にしろ!と、もう吐きそうになった。
そこへサブプログラマが戻って来たので、本当にマッチングキーが無い
のかと聞いてみた。
さすがに、マッチングキーは存在した。
そうだよね、いくらなんでも、そんなアホなプログラマは居ないよね。
じゃあ、なんで処理にこんなに時間かかってるの?


マッチングキーをAデータベースに持たせて、漢字項目を取り出した
まではいいのだが、そのあと。Aデータベースのソート順が仕様書と
違うことに気付き、Aデータベースを並び替えて、マッチングキー
(ようはシーケンシャルナンバーなのだが)を振りなおしたと言う。


   orz


合体できるわけないだろ!ってか、それマッチングキーが無いのと
同じだから!!


明日、うちの上長が開発チーム(都内別ビル)に様子を見に行くと。
そう、私が本当に職場で吐かないように。


今日は私が受話器を持って卒倒しそうになっているのを見た同僚が
珈琲を買いに出てくれた。。


追記
担当プログラマとサブプログラマは、データ復旧のために徹夜したそうだ