版画は実物を!

どんな作品でも実物を見たほうが楽しいのは当たり前ですが、
特に立体造形物は本物を見なければ始まりません。
版画は「絵画」のように思うかもしれませが、版画も実物を
見ましょう。


木版(やゴム版w)は元の板の凸に色を載せます。自然と
写す側の紙は凹になります。色を違えて何枚も重ねると、
紙の表面は凸凹です。


実はこの凸凹で陰ができ、鑑賞の際には絵の具の色以外の
新しい色が見えるのです。当時の絵師・彫師たちも
これをよく研究して絵を作り上げています。本物の版画を
見たら、ガイドブックの写真と全然印象が違う、などという
ことも珍しくありません。版画はぜひ実物を。


ということで東京では「北斎」特別展示中です。
騙されたと思って一度、ご覧になったらいかがでしょうw
北斎−ヨーロッパを魅了した江戸の絵師−」
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/index.html