飲みに誘う

最寄り駅前でいつもの仲間と飲んで帰ることになった。
カネコの実験室まで行き、誘う。カネコはいつになく真剣に
プログラムを組んでいた。システム本部のカネコには
「客」とか「納期」とかは存在せず、代わりに
「新規アプリケーション開発」という大命題が在る。


プログラムに集中したいらしいカネコは珍しく
「今日は無理」と断ってきた。「じゃあ終わったら寄ってよ」
と言うと


「わかったー。いけたら足だしに行くよー」


こっちは「顔」を出せと言っている!後からきて
「足」なんか出されたら迷惑じゃ!!