桜、早すぎる春 は続行します

カテゴリー「明けがたの夢」は自作小説です。3月に病気が悪化
してから、初の(爆)恋愛小説「桜、早すぎる春」の記載が
滞っています。


しかしストーリーはだいぶ先まで組立っていました。
主要人物がもう一人登場する予定ですし、既出のキャラたちも
既に複雑な人間関係を築いているのです。


主役の詩織はシロクマの生態取材のため、東京都内の
東都大学獣医学部大学院、野生動物科 しかも主に絶滅危惧種
専門にしている研究室に通っています。
詩織が頻繁に接触する大学院生の中に 高木彩 という女性が
居たのをご記憶でしょうか?
彼女はシロクマではなく、ジャイアントパンダを専門にしています。
http://d.hatena.ne.jp/green_summer/20080210/p1


大学院生たちは、絶滅危惧種の保存に必死ですが、その困難さに
時につらくなります。そんなところへ詩織がマスメディアを通じて
保存を訴えようとやってきたのです。彩は言っています

私たちがやっていることを、マスコミの人が当り前の
ように見てるのが不思議。今まで研究室に籠もっていた
ものが、なんか窓を開けて外へ出て行く気がする


そんな彼女は研究室でもお姉さん役ですが、本当はシロクマを
専門にする助手の結城大介に密かな想いを寄せています。
大介が詩織に熱い視線を送っているのを見て、詩織に
「結城先生に恋愛感情がないなら、今以上、近寄らないでください」
と言うのです。


彩は猛勉強をし、なんと秋からは中国の臥龍中国パンダ保護研究センター
へ研究員として派遣されることになっていました。
大介を想う彩には詩織という存在が不安で、また日本を離れることに
ためらいを感じています。しかし結城本人に「お前のできることを
やれ」と背中を押され、悩みに悩む、いじらしい乙女なのです。


さて。彩の行くことになっていた臥龍中国パンダ保護研究センター
ですが。。。
http://www.pandachina.jp/index.html

臥龍中国パンダ保護研究センターの様子について伺ったところ、建物は崩壊している部分があり、寮として使用していた家屋は斜めに亀裂が入り危険なため中に入れず、殆どのスタッフはテント暮らしを余儀なくされているとのことです。


職員5名が亡くなり、パンダ2頭が未だ行方不明です。
パンダ厩舎も一部破壊され、生存しているパンダたちは窮屈な
暮らしをし、ストレスをためています。


そんな状況で・・・恋に悩める乙女は保護研究センターへ
いけるんでしょうか?!


しかし、これは恋愛小説において大切な部分だったのです。
被災者の無事と安全・いち早い復興を望みながらも、
小説には(彩には)臥龍中国パンダ保護研究センターへ行ってもらいます。