将棋嫌いの盤面の見方はあってた?

梅田望夫さん(あれ?自主的に解禁?w)のはてなハイクを勝手に引用。

野月浩貴


直線的に攻める、または守るだけでは現代将棋では極めて勝率が悪い。視野を広く持って、あちこちで戦えるように全体を見渡さなければいけない。
戦いが起こった場所と、あえて違う場所に目が行くようでないと棋士として通用しない。そのために長い持ち時間で、戦いが始まる前に長考して、手順の組み合わせを無数頭の中に張り巡らせるのだ。
読みの勝負の前に、構想力が求められる。
(日経新聞7/8/08)


もちろん将棋に限ったことだと私には分からないので、自由に一般論に
広げさせて頂きます。


なぜか私の父は科学者ですが、子供の頃から「物事は考えてから行動しろ」
「物事は理屈で考えろ」と耳がすっぱくなるほど*1聞かされてきました。
(お陰で理屈っぽい性格になりましたよ、ええ、ええ。)


将棋も科学である(→ソフトに変換「科学と通じるところがある」)と
知らされた私には、上記引用部分は至極納得なわけです。
で、「長い持ち時間で」という箇所は見逃したくないですね。
もちろん長くあれこれ悩めという意味では全然ありません。
これをビジネスに置き換えれば「リスクをできるだけ洗い出しておけ」
「そのリスクに対しての具体的対策方法を考えろ」その時間は
必要なんです。もちろん出された結果も「安くて早い」であるとは
限らない。限らなくていいんです。


先日、私は超機嫌の悪い日に「ネットには便利さ、効率化を求めよ」
http://d.hatena.ne.jp/green_summer/20080630/p1
と書きました。これは「人間を殺傷する道具に使うな」ということの
反対の意味で使いましたが、なにもネットを今すぐ効率的に使え、
と言ったつもりはありません。


サミットでは温暖化長期目標が決まったようですが、50年先に半分。
どうなんでしょう?それで間に合うんですか?新興国はもっと
厳しい条件を出してきていますね。
「50年先に半分」でいいのか、はたまた何をどうやろうとして
50年もかけようとしているのか。50年かけなきゃ無理だから?
うーん、長考して欲しいですね。


ほら、理屈っぽくなった(笑)

*1:日本語は正しく使いましょうw