2009年最初の将棋塾

明けましておめでとうございます♪ということで
今年初の将棋塾(レディースセミナー)に行ってきました。


先生は佐藤慎四段。レディースセミナーの講師としても
初めてなのかな? 私は昨年の「将棋日和」で指導して頂いた
経験がありますけれども。ええ、途中で逃げ出したいと思った
対局でしたね。。
セミナーが終わったときに「あんまり厳しいとか言わないでね」
と釘を刺されましたので(笑)小さい声で言いましょうねw


今日は少し早めに千駄ヶ谷へ行き、将棋会館正面にある
鳩森八幡神社へ初詣してきました。将棋会館の正面ではあるけど、
鳩森八幡神社からみると将棋会館は正面ではないのよねw
「将棋堂」があったり羽生名人が挙式したりと、将棋に縁のある
神社らしいのですが、将棋の神様というわけではないみたいですね。
道で偶然会った同期入塾のちぃ様を誘って、お守りなど買ってみたり
おみくじ引いたり。
初詣はきっと一年の無病息災を祈るためのものなのでしょうが、
私は勝手に「将棋との縁をありがとう」と祈ってきました。
お守りも「勝守」というやつを年末からチェックしていてゲット
したのですが、別に将棋には勝たなくてもいいんです。
今年は「自分に」勝ってみたい。 なんて思っちゃったりw
「肌守り」「病気治癒」なんてのもあって、そっちの方が
欲しくなったのですが、ま、ぐっとこらえてね(笑)


将棋関係者にとって鳩森八幡神社はどういう存在なんでしょうね?
やっぱり特別な場所なのでしょうか?


「厳しい」と言いふらしてはいけないようなので(笑)
どう表現しましょうか? でも誰も「厳しい」とは言ってないです。
「辛(から)い」って言ってますよw 


他の先生方と比べてどう違うと問われると、特別厳しくはないです。
悪手のときはちゃんと説明しながら指し直しさせてくださいますし。
でも途中で逃げ出したくなるんですよ(笑)


駒落ちの段階で、既にこれは「将棋」というゲームではない、と私は
思います。なので駒落ちは将棋初心者未満。特に私のように6枚も
落とし、落とした駒に飛車角という大駒まで入っている者は、
もう無知に等しいですね。
佐藤先生はそんな相手と「将棋」してるんです(涙)
まさかこれ取らないよね? を当然取ったり、その取った駒、
まさか使わないよね? と思ってるのに打ってきたり、
その急所は襲ってこないでしょ? ってところを突いてくるのです。
それでもかなり「見て見ぬ振り」してくださってると思うのですが。
盤上には先生に献上できる駒がわんさと並んでいますので。


お正月、佐藤棋王が女流アマと対局していましたけれど、最後の最後、
女流がとんでもないミスをしまして。あちゃー!と思ったのですが
佐藤棋王はそこは攻めずに易しい勝ち方をされてました。
深浦王位が「それで攻めたら鬼だと思いましたが、しませんでしたね」。


どこまで見て見ぬ振りするか、ってところでしょうか?笑。
佐藤先生はより将棋寄りの指導なんですね。逃げたくなる程度のw


今日は6枚落ちの実質2回目。定跡資料は見ないでやろうと、必死で
思い出しながら指していたのですが、先生、序盤でいきなり違う手。
本来なら角が成りこむところなのですが、なんと角道ふさがれまして。
「おいおい!」と思いました。定跡資料暗記してきたのにw
「定跡通りに攻めてたと思いますが、実戦はそうはいかない、という
 ことを理解してください♪」だそうです。 をぃをぃ(涙)
ついでに言うと、その角は検討の結果、合意のもと献上しました。
角を取られた、というだけでこちらの緊張度が一気に増します。
いつもは居玉の上に囲わない、まともに受けもしない♪ なんてこと
してますが、今日は囲わないと洒落にならない対局でした。


「戦いが始まってから囲ってましたが、今はいいですけど、これ
 初段でこんなにゆっくり囲ってたら怒られます」


だそうですw 初段って大変なんですねw(違


という感じで、厳しくはないけどからい指導で、1局にほぼ2時間を
費やしました。例の如く、攻め込んでからの詰めの甘さが無駄に
時間をかけた敗因です。詰め将棋の勉強してくださいーと指導w
佐藤先生指導初体験のちぃ様は「こんなに頭使ったのは初めて!」
との感想w


そういえば昨日?のNHKの朝の番組で里見女流の特集をしてましたが、
彼女も毎日詰め将棋をやっているとのこと。
里見女流は「ウェブ時代をゆく」の中でも「高速道路を猛スピードで
走る少女」として紹介されていますが、やはり高速道路だけでなく、
好きを貫く(好きの持続)が大切なんですねー


というわけで、おみくじは「大吉」。願望は「のぞみのま々です」。
私がお会いしたいと願ってやまない方々へ。
覚悟しててくださいw


■追記 プロはやっぱり怖い


指導対局の前にいつも大盤を使って詰め将棋をします。
いつもは大盤に駒が並んでいるのですが、今日は悠々塾(隣の机)で
解説が始まってから、慌てて佐藤先生が駒を並べました。
「じゃ、こっちはこっちで解説をしましょう。…と言っても、
 私も未だ解いてないんですが…」
佐藤先生、おでこに手を当てて盤面を見ているところへ、天野先生が
「えー、佐藤先生が未だ解いてないようなので…」と言いかけました。
が「あ、いや、もう解きました、解説を始めましょう」


9手詰めでした。佐藤先生、たぶん20秒もかかっていません。
だからプロって本当に怖いんだってばw