将棋ってテニスに似てる

と喩えたのは、不成の銀さんです。
交互に球を打つとこ、相手の守りの薄い所に攻め込むとこ。
なるほどー!
妙に納得。軟式ですがテニス部だった私には、相手が球に
追いつけなかったときの快感がよぎりました。
テニスで相手の弱点をつくのはすごく作戦勝ちな気がするのに
将棋でつくと「性格悪い」みたいに感じてしまう私は、
どこかで将棋を誤解しましたね?(笑)


さて、今日も6枚落ち指導対局。伊藤先生と小泉先生でした。
「美濃囲いペア」ですよw 手順はともかく、今日も途中から
美濃囲いにしました。小泉先生はまた私が金を上げるのでは
ないかと監視しててくださいました(嘘 が、
途中から男性陣の指導に行かれてしまったので、私が美濃に
したときには、いらっしゃいませんでした。 (・ω・`)


今日も定跡通り指していったのですが、伊藤先生も佐藤慎先生同様、
途中で角道をふさぐ… イテー(ノ_−;)
それでも飛車が成りこめる道は残してくださったのですが。


こうなると集中モードに入らざるを得ません。他の人がどのくらい
集中するのか存じ上げませんが、私は集中するとかなり入りこみます。
「ながら」なんとか、は出来ないタイプ。食事しながらテレビも
無理な。


角が成りこめなかった分、今日は守りで力を発揮してくれました。
途中、あ、これはすごいチャンス♪と思う角道が見えたのですが、
それをすると守りが薄くなるのでまず固めておくか、と一手
遅らせたら、伊藤先生にさらっと角受けの一手を指され…
やはり、プロ相手にそうはいくわけないなーw


また全然攻めのかたちが作れないまま、なんと5段に先生の
金銀がずらっと並び… もう投了しようかと思いました(涙
とりあえず、一手では金銀は動けないようになっていたのですが、
そこは先生が「見て見ぬ振り」しているんでしょう。
かなり強力に利いているはずの角が取られる運命になり、もう
運命には逆らえない状態であり… ん?でも代わりに桂が取れる
ことに気付き、ここはかえってラッキー。
先生は角を取っても打てる場所が無かったんですよねw


このように、先生に操られるようにして指してるのが実態ですw


しかし取った桂を打ったところで、これはもう投了か?!
なんて悲惨な将棋なんだ! ドヨーン(−_l||
「これ、もうどうしようもないですよね?」吐息交じり。。
しかし意外、「あと5手詰めですよ」 Σ(・∇・〃)


いえ、しかし、その5手が全然見えないんですけどぉ


「見えねー」とか独り言をいっていたら、伊藤先生からヒント
(むしろ回答と呼ぶべきか)「龍を使いましょう」
あー!見えた!なんだ、簡単じゃんかー!
(なぜ見えなかったんだ… かえって落ち込むわ…)


ところが先生の次の一手は予想外。うそー?!
「最後の3手は自分で考えてみてください」


… アハハ(^∇^メ その一手がまた全然見えねーw


結局詰めるには詰めたのですが、なぜか3手詰めが5手詰めに
なっており… 遠回りが好きみたいですね、私は(泣


やはり「攻め」が遅い、とのこと。
不成の銀さん曰く「先生は根気良く付き合ってくださいますよ」
ほんと、そんな感じです。本来ならバサっと斬られて終わりです。


空間認知能力はかなり高いはずなのです、私。
もともとの能力と、たぶん学生時代の登山経験によって。先日の
NHK「女と男・最新科学で読み解く性(2)何が違う?どう違う?」でも
立体を真上から見た図に対し、課題の図はどの方向から見た物か、
という出題にも1秒以内で解答しました。もう直感的に。


将棋と空間認知能力は関係ないのだろーか?(あると思ってた)
いや、もう、何がって、「詰めが甘い」
このひと言に尽きます。・・・。 先は長い。。。


で、テニスの例に戻りますが。
「将棋ってスポーツだよね」ということで満場一致。
いかに相手の弱点を突くか。しかも筋は何通りも。
この勝敗で飯を食う。なんと恐ろしい世界なんでしょ。
竜王戦第四局の、羽生さんが水を1分半かけて飲んだ…
あれからトラウマですよ、なぜか私が(爆)
将棋界で生きていくのに、プロへの入口が狭いのは、ある意味
親切なのかもしれませんね。