5手先を読む

年が明けてから、自分の駒落ちがいかにバラバラか気付き、
なんとかプロっぽく「守りのかたち」と「攻めのかたち」を
作りたいと思っている。思うのは自由ww


「先を考えるのがイヤ、めんどうだから」が
将棋嫌いの根底にある私には、この根源を覆さないことには
将棋はできない。。


外見は相変わらず「フリーズ」なのだろうが、実は今年は
「3手先」を考えてフリーズしている。もちろん先生には
そんなことは分からないから「まず馬を使いましょう」など
ヒントを頂くのだが、私はそれで悩んでいるじゃなくて、
馬を使ったあと「取られる」「逃げられる」などしたときに
私はどこに何を使うか、をあっちこっち検証中だったり
するので、つい「この先を悩んでたんです。。。」と
呟いてしまったりする。


一度、天野先生に「自陣がかたまりましたね」と褒めて
頂いたにも関わらず「でもこれ、何ひとつ攻め駒が無いですよね!」
と嘆きを露にしてしまった!
あの天野先生が「そ、そうですね」と退いていたwすんまそ。


伊藤先生はたまにそれを察するのか「今、何考えてます?」
「この龍を引くか、銀を打つかで悩んでいます」
「そのどちらかが正解です」そして立ち去り際
「もうひとつは、それをやったら負けです」
( ̄□ ̄ ).....


3週目の藤倉先生のときは、あれだけいつもヒントをくださる
先生が何も言わずにパチっと指して行ってしまう。
・・・(−_−l||)私はよほどひどいことをしているのだろうか?


終盤、いよいよ攻めに徹しているときに、私がと金を
ひとつ寄せた。藤倉先生が
「と金ですか?! ま、悪くはないですけど」
「ほかにもっといい手があるんですか!」(驚)
「いい手も何も、もうここまでに何度も…(呆)


このとき、私は8回目でやっと詰めだのだが、
と金を寄せたときは、既に一手詰めを4回見送っていたのだそうだ。
7回目には優しい藤倉先生が「3手詰めですよ!
次、詰めなかったら、ここなっつさんの玉、9手詰めですからね!」
ヒエ〜(−△−;)


にも関わらず、この3手詰めを5手詰めにしたところが
私の長所です!  ←好きに非難してください


ということで、6枚落ちにも関わらず、相手陣に攻め込んでも
ぜんぜん攻められない自分に嫌気がさし、もう攻め込んだら
喧嘩を仕掛けたのも同じ! と最短で詰む方法にフリーズしている
今日この頃です。


一旦、脱線しますが、先日の王将戦のとき、羽生王将が16と歩を
突いたシーンがありました。



王将戦中継ブログ - 毎日jp(毎日新聞)


このときのコメントが、まず

「なんとなく△2五桂を防いでいる気がしますね」(井上八段)

どうして端歩が桂を防ぐのか??斜めには進めないのに?
理解に苦しんでいると、続いて

ここで△2五桂▲同飛△2四歩なら▲8五飛で、△2八角には▲1七香を用意している。


ふーん、そうかぁ。。
明らかに、自分がいつも使わない脳に電波が走った。
茂木先生、ぜひ解析してください。


これと同じ脳が熊坂先生との指導対局でも反応。
それは5手先の展開を熊坂先生が解説してくださっているとき。
私的にはぜんぜん序盤で、まだ攻め駒すら決まっていない場面。
「そこではあえて桂を取らせて、隙間を作りましょう」
「ふむ?」
「それで角がこうでてくると、一発王手です」
ぅ、ぅ、ぅわー (`∇´!!)


腰が抜けるかと思いました。


たった5手先読むだけでそんなに違うのか。。 orz


しかし、この5手先は本当に今まで滅多に使わなかった脳。
明らかに、いつも駒落ちやってるときには使わない。
軽いしびれみたいなものが走った。


このあと、熊坂先生にも「覚えるまで」繰り返しを命じられた。
そのせいとは言い切れないが、その後、道場に寄る元気は皆無。
あー 将棋ってやつは・・・


ちなみに「熊坂先生にも」というのは、その前の週、一手詰めを
4回も連続で見逃したことに藤倉先生が怒って?
「詰め将棋20問解いてから帰るように!」とのお達し。
「一手詰めくらい読め!」・・・仰る通り orz