才能の無さにいやけ♪

将棋が全然上達しないので、ちょっとブルー。
先日の新宿でも遠山四段に「私にはセンスがないー」と
愚痴っていたのですが。
でも遠山四段は笑って「将棋は段階的に上達する」と
仰いました。


「ずーっと平らが続いたら、あるときポンっと上達するから
 気にしないで続けてください」


「すると私は今、六枚落ちで平らなわけですか?」←ブルーに


遠山四段、ノーコメントでしたが、実は私が自分の上達の
遅さを嘆いているのには、基準(目標?)があったのです。
遠山四段が高校生くらいの女の子3名を指導した番組、
「ご主人様、王手です」です。半年で素人を3級並にする、
という企画で、3人ともちゃーんと平手で指せるように
なったのですよ。。


ま、高校生の頭の柔らかさと比べちゃダメですけどね(自棄


彼女たち(アイドル、でいいのか?)はプロフィールにも
「趣味:将棋」と書いてあり、それなりに「聞き手」もこなす。
頑張れば半年でそれくらいなのかな?と思っていた自分が
甘かったです。。


先週は朝日杯でお休みした将棋塾、昨日はいつまでも
フレッシュな伊藤先生。塾の雰囲気にもだいぶ慣れてきて、
指導対局では「こうしたいんだけど、どうですか?」
なんて指す前に指導を仰ぐ感じにw
だって…黙ってこっちが「しめしめ♪」と思って攻めてる
つもりでも、バシっとやられちゃうんですから。


伊藤先生は本当にパチっと指して立ち去るタイプです。
が、ものすごい甘い手でこちらに手番をまわしてくれる時が。
昨日もと金を2つ作られ、ヤバイなぁと考えていました。
守らなきゃまずいのに、ここで攻めないと逃げられる。
守りか・攻めかの見極めがここ4週くらいの私の課題で、
熊坂先生、藤倉先生にも「それが出来るようにね」と
指導されます。


と、伊藤先生、本来ならそこじゃないでしょ?という場所へ
と金を引く。それなら私は安心して攻められる体勢です。
自分で書くのもなんですが、このときの私の攻めは
超大切な勉強どころで、守りを気にしてる場合じゃなかったのです。


馬をひとつ動かすだけで、相手玉の退路を一気にふさぎます。
しかも詰めろ?って言うんですか?
次の一手は両王手。←この両王手が見えなくて苦しんでいたのですがw
伊藤先生に「両王手が2箇所ある」とヒントを頂いて分かりました。
ってか、いい加減、一手詰めくらい読めよ、って感じです(sigh>自分


本当だったら私は2手使って玉を囲わないといけなかったはず(たぶん)
でもこの2手遅れは完全に攻め間に合わずです。
伊藤先生のさりげない指導に、妙に関心してしまいました。
やっぱプロだわー


んで。土曜日、週間将棋がいち早く千駄ヶ谷の将棋道場で発売になります。
遠山四段「来週の週間将棋に観戦記が載るので是非読んで♪」との
ことだったので、初めて購入しました。
一年前の私が見たら、鳥肌立てて嫌がりそうです(爆)


をー!観戦記、見開き・写真付きですねー!!
新宿でも話題になったのですが、将棋のプロの世界は特別狭い
(プロになれる棋士が少ない、という意味)ので、ライバルはいつも
同じ顔ぶれだし、しかも奨励会からだから幼馴染みでもあるし
大企業の歯車からは想像できない勝負の世界です。が、
観戦記には、そんな戦友であり好敵手でもある女流への
温かいメッセージが込められていました。


観戦記はさておき、
週間将棋にはびっくりするくらい次の一手問題が載っていて、
思わず退きました(爆)
これ以上、私に課題を与えないでくれよー!!w
(初心者向け以外は挑戦しなくて良いと思うがw)


■蛇足 才能とは続けられること
私が、将棋上達しないことでかなりブルーになっていたら
誰かが(誰だっけ?)遠山四段(3歳から将棋をやってるのだと?!)に
「上達しないとイヤになって辞めたくならない?20年も継続できるもの?」
遠山四段「んー、でも続けられますよ。イヤにならないし」
なるほどねー!! これが羽生名人の言ってた
「才能とは続けられること」ってやつですねー!!
イヤになって辞めた事のいかに多いこと!(私の場合)
するってーと、私には何の才能も無い、ってことか?(爆)
くどいが、間違っても将棋の才能が無いことだけは確かだ(泣笑)