「一流」と付き合うということ

先日、私はあっさり「自分は一流にはなれない」と書きました。
もちろん、これは事実でしょう。
が、「一流になるための努力をする気は皆無♪」というわけでは
決してありませんでした。


他称「スター体質」である私は、学生の頃から「一流」と
付き合う機会が無かったわけではありません。むしろ妬まれるほど
多かったと言っていいでしょう。
しかし、私は付き合いを拒んできました。それは「自分が一流でない」
ことからくる畏れ、引け目。「一流」が私に「一流」を求めないことは
分かっていても、やはり緊張に耐えられませんでした。


仮に「一流でない」ことを気にしなかったとしても、やはり
「一流」と付き合っていくにはパワーが要ります。自分の「二流」を
自覚しながらも、積極的に相手についていこうとする上昇志向を
維持しなければならないでしょう。そのパワーは強烈で、そんじょ
そこらの「二流」には、やっぱり大変なことです。


id:simpleA とは、はてダのスターコメントをきっかけに知り合いました。
スターコメントのときは何者か分からず、誰かがジョークにのってきたー、
という感じでした。が、彼のブログを読み、彼のやろうとしていることを
知ったとき、私は「リアルで会って話をしたい!」と思いました。
simpleA が誰にでも門戸を開いているのは知っていたのですが、それでも
「私も仲間に入れて欲しい」とメッセージするのは、私にとって大変な
ことでした。この時点で私は既に simpleA に畏れを抱いていましたから。


会ってみたら相手を威圧するような人物ではなく、反対に「二流」である
私(たち?)から、長所を引き出そうとしたり・考え方をちょっと変える
だけで現状打破できる方法を教えてくれたりで、畏れてないで曝けた方が
ずっとずっと付き合い易いひとだということが分かりました。
ただ「すごい人だ!」という畏れは今でもありますけどね、良い意味でw



ところで。
ほとんど良くなっていた病気が4月から歩行困難になるほど悪化した原因
について、ずっと考えていました。原因を探るにはただ考えるだけでは
ダメでちゃんとそれに合ったツールが必要です。カウンセラーからその
ツールを受け取り、現在、それと真剣に向き合っているところです。


カウンセラーがそのツールを選択したのには、やはり私が「ぶっちゃけ」た
自分の過去話にありました。


黙ってきた、敢えて言わなかった・・・私は大企業の歯車にしては
大きすぎる栄誉が、過去2回与えられました。この例は他に無くは
ないでしょうが、それでもかなり稀で、しかも2回もあったとなると
「特例」もいいとこです。


この「特例」のため、私は会社で「特別待遇」を受けています。
今まで誰にも言ってきませんでしたが。
特別待遇はさらなる特別待遇の機会を得、私自身、この「特例」を
持て余しています。持て余しているくせに、自分に都合のいい時には
ちゃっかり持ち出していました。


自分が「特例」であることを、わざわざ同僚や上司に言う必要は感じて
いませんでした。知らせなくても、コンペの勝率やノルマ達成度だけで
自分はこういう扱いを受けても不思議でないと思っていたからです。


ただ、私が4月に歩けなくなるほどのダメージを受けたのは、本当は
昨年の10月頃だったことが分かりました。この頃から徐々に、確実に
悪くなっていたのに、将棋にハマったり、simpleA 始めとする
スター体質の人たちと出会ったり(シュンポシオン横浜など)して
興奮し、体調の悪さはてっきり「治ってきたがゆえの薬の副作用」と
勝手に決め付けていました。


私が自分が「特例」であることを社内で隠していることは、必ずしも
良いことではなかったのです。隠しているがゆえに、私の行動は目に
余ったり、時に同僚を裏切っていたのです。。


それに気付いた今、私はまた課題を抱えました。
「特例」は過去のものとして、今後一切、利用しないか
(それは会社が忘れないだろうから難しいであろうが)。
もしくは開き直って「特例」である利点を良い意味で活かして
リーダーシップを取っていくか
(こちらも体力的にダウンしている私には困難すぎる)。


これはある意味、私にとって大きな挫折です。