将棋はもう一人の私?
私が近付いていくと、青年はバツの悪そうな顔で笑いました。
「どうしてこんなところで会うんでしょうね?」私の問いに
青年は再度、苦笑しました。
青年とは。
観る将棋ファンブロガーとしては、たぶん有名人です。
お互い面識は無い…と思いつつもブログは知っていました。
竜王戦大盤解説で名乗り合い、名刺交換をしました。
お互い、プライベート名刺でした。
そのとき「以前から何度も会ってますよね?」と尋ねると
「たぶんイベントで。将棋塾ではないと思う」とのことでした。
彼の観る将棋熱は熱く、これが彼のライフワークであり、
たぶんONかOFFかと聞いたらONなんじゃないかと思ってました。
いったい普段はどんな仕事してるのかな。
自由がきくんだろうな、羨ましいな、と。
そんな彼と、社員しか入れないフロアで会ったものだから、私が
「どうしてこんなところで会うんでしょうね?」と
言いたくなるのも無理はあるまい?
人違いかと思ったよ。こんなに似た顔があるものか、と…
かつて私は、同じフロアの同僚に大盤解説会場で徹底無視されたことが
あります。
参照 → ■将棋勧誘してみましたw
(罰としてw この男性は連盟の将棋塾に入れましたw)
このときと全く同様に、青年にももうひとつの顔があるということです。
「どうして言ってくれなかったんですか?同じ会社だと」
「名刺もらったときは気付かなかったんですよ」
「でも、一昨日(朝日杯)言ってくれたらいいじゃないですかw」
「そりゃそうだw」
勤務先は大会社ですから、こういうことがあっても不思議ではありません。
青年とは同じ部署といっても、同じフロアになったことは数ヶ月しか
なかったようです。
あー。。 いったいどんなONだと、あんなに将棋に走れるんだろー♪と
憧れていたのですが…
うちの会社であれだけ動くのって、ハンパ無くハードだよ?
結局、やっぱり青年にとっては仕事もON、将棋もON。
2つの顔があるのです。
そういう私も2つですか??w