リハビリカテゴリー新設

リハビリというか、怪我の治療や治癒傾向を書くところ。
日記カテゴリーだと愚痴っぽく読めるので、分離しました。


初回は長文です。現状やら原因やら書いておいて、ここから
どう治って行くか、という主旨のため。
記録の意味があるわけです。


現在の状態
左上半身が不自由です。物を持つなど、出来ません。
10月下旬に、ようやく左手で後頭部を触れるようになりました。
整形外科的には、フローズンショルダーという状態だそうです。


フローズンショルダーのほか、昨年11月末、肩の専門医に診てもらったとき、
CRPSと診断されました。
痛みに過剰反応する神経の病気とされています。
ゆえにフローズンショルダーと分かっていても、リハビリがなかなか進みません。


CRPSの治療もしています。今も痛み止め無しでは、生活は困難です。


左上半身のリハビリが進まずにいるうち、筋肉の硬化が上半身全般に及び、
この夏をピークに右腕が不自由になりました。洋服の脱ぎ着が困難です。
公共の乗り物に乗っても、吊革に掴まることが出来ません。
移動には、必ず座れる手段を考慮しなければなりません。


左手の指は曲げられません。秋くらいから、ペットボトルは握れるようになりましたが、
フォークや傘は握れません。
小指の第二関節は、ピンと張ったまま曲がらず、これはもう治らないかも、と
専門医に言われています。
可能性がゼロではないようで、理学療法士がリハビリを続けてくれています。


最初の怪我
2013年1月2日です。
当時服用していた薬に「筋肉硬化」の副作用がありました。
通常は筋弛緩剤と一緒に使うようですが、処方した医師はリュウマチを疑い、副作用を認めませんでした。
リュウマチの検査を受けましたが、それでは全くありませんでした。
そんな最中、家で左肩を捻り、その際に肩ばん(インナーマッスル)を損傷したようです。


五十肩の悲劇
同年4月、左腕に割くような痛みを感じ始め、整骨院に通い始めました。
すぐにフローズンショルダーが疑われ、その治療が始まりましたが、
通うほどに痛みが増し、可動域も狭くなるので、大学病院にかかりました。


残念なことに、ここで「五十肩」と誤診されてしまいました。


大学病院のリハビリ科に、肩の治療は無いとのことで、引き続き整骨院でのリハビリになりました。
五十肩としてのリハビリで、筋肉はさらに千切れたようです。


CRPSの発症
2013年7月下旬、左肩は腫れあがり、痛みで眠れなくなりました。
大学病院の受付は午前で終了しますから、いわゆる町医者へ行きました。
ほとんど歩けませんでしたから、往復タクシーで。


痛みで意識が朦朧?錯乱?していまして(汗
医者が「横になって」と言っても、「痛くて無理!」と涙で訴える有様で、
申し訳なかったなぁと今でも思うのですが、当時はそれが精一杯な状態…
つまり、横にもなれず、頭もほとんど働いていませんでした。


痛み止めと消炎剤を肩に直接入れる関節注射をしてもらいましたが、
3日も効果が続かないような症状でした。
ついに、それを打つと一ヶ月は他の注射も無理という強い薬を入れてもらいましたが、
それでも10日も持ちませんでした。


この頃、今もお世話になっている理学療法士に初めて会いました。
私の様子を見て、理学療法士はすぐにCRPSを疑ったそうです。
初回は予約だけで、リハビリはその10日後くらいから始まりました。


炎症が少し引いたのでMRIを撮り、筋肉の損傷が明らかになりました。
MRIは、体が動いてしまうと正しい撮影が出来ないとのことで、ベッドに体を固定します。
仰向き…つまり肩胛骨を下にしては寝られない(痛くて)状態だった私には、
それだけでも拷問だったのに、肩にドサリと置かれた砂袋で、失神しかけました(涙
なんと、この撮影で、左肩を骨折しました。直前のX-reyでは骨折は見られなかったので、
整形外科医も理学療法士も、私もビックリでした。関節注射で骨が弱っていたのでしょうか。


この骨折はすぐに治りました。


CRPSの診断
リハビリが本格的に始まったのは9月でした。炎症が完全に引いたと思われる頃。
まだ残暑厳しい季節でしたが、病院の冷房も最強風力ではなくなり、
冷房で肩の筋肉が収縮する度に痛みで発狂しかけていた私には、具合の良い気候でした。
理学療法士も、CRPSは考え過ぎだったかと、一度は思ったそうです。


しかし、季節外れの大型台風が去ったあとくらいから、左手はパンパンに腫れ始め、
背中に力を入れるだけで左腕にはもげそうな痛みが走るようになりました。
左手が冷たくなったので、手袋をし、中にはカイロを入れていました。


私が過剰反応するので、リハビリは全く進みません。理学療法士がまたもCRPSを疑い始めた頃、
整形外科医も同じように疑い始めたらしく、大学病院の肩専門医に診てもらうことになりました。


本当はCRPSの診断はいろいろ慎重にやるのだそうですが、専門医は、
もうそれと診断しても間違いないなかろう…ということでした。
さらに高名な肩専門医にも診てもらいましたが、その医師も
「これはCRPS!すぐに治療を始めないと、腕が動かなくなる!」


そして現在まで
CRPSの治療は、まず星状神経節に麻酔を打つブロック療法から始まりました。
これにより、悪くなっている血流が改善するだろう、という狙い。
これは5回ほど打ったくらいから効果が見え始め、手袋はしなくなりました。


しかし指の腫れはなかなか引かず、ぶっちゃけ、今も少し腫れています。


痛み止めの服用も始めましたが、あまり目に見える効果もなく、
試行錯誤が続きました。


痛みで左腕を使えないでいるうち、本当にフローズンショルダーの状態になりました。
それが上半身全般に影響し、右腕も動かせなくなり、さらに左手の指が曲がらなくなったのが、
2014年の7月です。
この頃は、両腕とも、自分の胸の高さまで持ち上げることが出来ませんでした。


そして、そんな上半身をかばうように酷使していた足の、左膝を関節炎で傷めました。
四肢と言われるうち、三肢を患う失態 (ノ_ー;)


しかし、そこで出された痛み止めが、みなの予想を裏切ってCRPSに効果を発揮しました!


突然にリハビリが進むようになり、盛夏から秋にかけて、腕は回復に向かい、ついに11月には、
後頭部に両腕とも届くようになりました。



朝9時からデスクワーク中心の仕事をすると、午後4時には左上半身が痛み始め、ひどい時は
意識が朦朧としますが、公共の交通機関を使って帰宅することは出来ます。
帰宅したら、具合の悪いときは9時には横になって肩を休めます。


調子が良いと、10時くらいまで座っていられます。


春には自分の太腿に左腕を載せることも出来ないくらい、肩関節は固まっていたのが、
今は座ったとき、掌を上にして、太腿の上に置くことができます。
2時間くらいなら、歩き回ることも出来るようになりました。
それを超えると、腕を支えてるであろう筋肉が痛み出してしまいますが…

大きめなら、コートに袖を通すことができるようになりました。


これからどんどん、出来ることが増えて行くでしょう!
週2回のリハビリと、4週に1回の神経節ブロックで、頑張ります!