前置き…脳内地図矯正京都旅行記(みどろが…)

さて…部屋の模様替えを始めたら、中途半端に
GWが終わってしまい…
パソコンの前に荷物が山積みで、SDカードが差せません(汗


写真付き旅行記はまだ、もう少し先…


なので、写真無しの記事から。



京都に詳しい人が、「みどろが」と聞けば、
続きは「池」でしょう。


ところが、私にとっては「丘」です。


なぜかと言えば、好きな作家、綾辻行人のシリーズ


深泥丘奇談 (角川文庫)

深泥丘奇談 (角川文庫)


作家本人が宣言している通り、実際の京都の地形のパロディで、
パラレルワールドをイメージして欲しいのだとか。


そう言われても、有名な観光地の位置関係すらおかしかった私は、
本を読んでも、比叡山の麓辺りかなあ、くらいしか分かりませんでした。
もちろん「みどろが…」なんて実在する地名とも思わなかった。


御所から上賀茂神社へ移動しようと乗ったバスが、
観光用の急行バスではなく、地元の足だったようで?
乗った途端に聞こえた車内アナウンスが「みどろがいけ」。


同じシリーズを読破している母と、ここが舞台かぁと顔を見合わせ。


比叡山の麓と言えば麓かもしれないけれど、作品に出てくる森は、
どうやら比叡山ではなかったようです。


得体の知れない物が走ってくる鉄道も、夕焼けの見える坂も、
なるほど此処のことか、と認識しました。
ラジオ塔のある公園や地蔵は、さすがに分かりませんでしたが。
生々しいほど、生活の匂いがする舞台です。


この場所を思い出しながら読む小説は、もっと生々しくて
まさに奇怪なストーリーになるかも知れません。