羽生九段

「羽生九段」という呼び名は絶対にあり得ないのですが、
羽生さんがその年、無冠になるという意味で
「羽生九段というのは今後あるのだろうか?」と
藤井棋士と上田棋士が話題にしてました。


王座戦五番勝負第三局。羽生さんの七冠は逃したものの、今日の一番には
羽生四冠がかかっていました。
苦しい王位戦のあと、通常だったら落ち込んで動けなくても不思議はないのに
羽生棋士は今日、もう王座をかけての対戦です。すごい精神力ですよー!
で、挑戦者はノリにノッテる(と私は勝手に思ってる♪)木村一基棋士
木村棋士は絶対にトコトンまで打つ!と私の中にはインプットされているので
帰宅は深夜になるのを覚悟に、またまた大盤解説に行って来ました♪
「どうせ分からないでしょ」と会館の人に追い出されることもなく(爆)


まじめな話、基本も知らないくせに超一流の発明品ばかり観戦していて
いったい私の将棋の感性(あるかどうかは知らないが)はどうなってしまうのだろ?


大盤解説には15分遅刻。しかし実戦の方は夕食休憩中とのことで、
解説は時間をかけてまったりと進みました。ごめんなさい、ちょっと眠かったw
手を幾つか検討するというよりも、藤井棋士と上田棋士の雑談系が多かったです。


17手目羽生棋士は7七銀。金が上がるより早く銀が上がるのは、何か羽生流の意味が
あるのか?と思ったら、特に何があるわけでもなく23手目で6七金右と上がる。
オーソドックスな手ですねwとのこと。
「朝早いからねー。たぶん羽生さんはまだ眠かったんだね。まだ寝ぐせも直らない」
藤井棋士がそんな冗談を言ったら、上田棋士がすかさず
「寝ぐせは直りません♪」
あはは、すごいツッコミでしたw


それからこの木村棋士の歩。「これは天彦くんが始めた手だね」と藤井棋士


「私、たぶん同い歳です」と上田棋士
「でも天彦くんはずいぶん大人っぽいね」
ああw 天彦くんとは渡辺竜王のブログにあった「天彦君のリップの件」
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/3845337179a3a2d46c284136485890c1
の方ですね?
大切な対局の前、渡辺夫人がいたずらを仕掛けたのに(竜王は止めたのだが)
まったく引っかからなかったという、冷静な方。


そんな感じでまったりと進んだ大盤解説ですが、7時半頃、
新しい棋譜が届きました。んじゃちょうどいいから、これを「次の一手」としよう、
ということで、94手目木村棋士の手を受けて、羽生棋士の手は?が問題となりました。


これはね。もう見たときすぐ答え分かりました。将棋が分かってるわけじゃないので、
間違いなく第六感ってやつです。なぜだか、ものすごい自信があるんですよ。
ためらうことなく答えを書いて、早々に提出。
信じられないでしょ?! 本当に当たったんです♪♪
しかも賞品7つに対して正解者が7名とのこと!賞品も確実にゲットでした♪♪
ただ…7名早く呼ばれた順に好きな賞品を持っていったので、7番目に呼ばれた私には
賞品選択権はありませんでした。 orz
でも♪
もらえたのは羽生名人の「宝蔵」上扇子♪いぇーい♪
また帰ってさっそく飾ってみる♪


不安定。扇台を買ってこなければ。。
深浦王位の「臥竜鳳雛」上扇子が飾れなくなる…これは2つ並べて飾れるように
場所を確保せねば。。 扇台は2つ買わないとダメね。


この「次の一手」なんですが、提出するときフルネーム書かないといけないのです。
当たったときはフルネームで呼ばれちゃうんです。
私の本名はちょっと読み辛いんですよ。だから前回は間違った読み方をされました。
「ふりがな振ってください」って言われるのですが、ふりがな振ったら女一匹、
絶対にバレるじゃないですか。。だから今回もふりがな無しでシレっと提出したのです
が、
…今日は間違われずに呼ばれました…大盤解説ご担当の方、もしかして私の名前の読み方、
覚えちゃった??


肝心の将棋ですが。
今日もどちらが優勢とも言えないような対戦だったようです。羽生棋士がしっかり
穴熊にこもっていたのですが、木村棋士はものすごい量の駒を持っていて、
これはどうとでも崩せるんじゃないか、なんて感じも漂っていたのです。
が!
ある一手で「あれ?」と両解説者。
「これは木村棋士、がぜん優勢では?」


バラしちゃいますよ(笑)
大盤解説中、羽生棋士が「香車」を持っていたのを両解説者見落としていたのですw
どなたか(観戦者?)に指摘されて発覚。
香車があるのと無いのとでは全然、攻め方が変わってきますよw」と苦笑。
会場は大笑い。


しかし、まさにこの香車が、突然羽生棋士を優勢にしてしまったのでした。
笑い事じゃなくなった。
私にはよく分からないのですが(無知ゆえに)
木村棋士がどうやら木村棋士らしくない打ち方をしたらしいのです。そこを香車
叩かれました。木村棋士、どうしてしまったんだろう?と。


「羽生さんと戦ってると、突然、自分でも分からない打ち方をする」とは有名な話。
これは羽生マジックではなく、羽生催眠術ではないか?と思うほど、とか。
今日も羽生棋士が「こっちこい、こっちこい」と催眠術をかけて、まんまと
木村棋士がそこへ打ってしまったのではないかと。


もちろん冗談なんですけど、でもたぶん、羽生棋士も驚いたのではないかと思われる
急展開でした。本当に不思議です。第二局のときも、そんな感じで突然、
変わっちゃっいました。ほんと超一流って、どこで勝敗がつくのか分からないですね。



結果的に、今日羽生四冠達成。ですが
木村棋士は絶対に最後まで打つぞ♪って期待で私はわくわくでした。
そしてその通り☆ もう手が無いのは分かっているはずなのに☆
意地でも王手をかけました♪


負けてもいいから、とにかく王手だけは打たせろ! って感じでしょうか?
すげー♪ かっこいい♪ (と思うのは私だけでしょうか??)
勝負の結果は結果ですけど。私はこういう木村棋士が好きだなぁ♪
なんかすごいパワーをもらった気がします♪ なんか明日いいことあるぞ、みたいなw


まぁ現実には、私が昨日ぶっ倒れるくらいの大事件(悪い意味の)が起きているのですが
大盤解説みてたら、なんかそんな悩みもちっちゃい、ちっちゃいw
また頑張ろー♪


ということでw
王座戦、みなさまお疲れ様でした。
羽生王座17連勝、おめでとうございます♪




 10/1追記 父から携帯メール


タイトル:ド素人メが!
本文:両手に扇子たー何事でー。 左団扇なら、まだしも(^∇^)