女流誕生35周年パーティー

5/23(土)夕方〜夜、女流プロ棋士誕生35周年パーティーがあり
出席してきました。



体調は最悪でした
申し込んだ頃はまだ将棋塾へも通えるほど元気だったのですが、その後
病気が激しく悪化しており、よりによって当日は最悪でした(涙
今の症状は痛みを伴うためかなり疲弊していて、既に外出はほとんど無理。
パーティーに行ったら倒れるかも…。 定額給付金をつぎ込んだけれど
ドタキャンは止むを得ないかと苦しんでいました。が、介護に来ている母が
「行ってきなさい。で、翌日、倒れりゃいいじゃん」
そうか。母が看病してくれるんだな。
また将棋関係のイベントに参加した翌日は体調が良くなる、という事実も
ありました。最悪の場合、羽生名人の講義だけ聞いて帰ってくるということで。
会場も家から30分程度でしたし。
せっかくですから、さとかなちゃんに会わなければ!


女流紹介
パーティーに出席していた女流棋士36名全員が壇上に上がり、恐らくご自身で
書いたであろう紹介文が読み上げられました。
清水名人、矢内女王、里見倉敷藤花が最前列・中央に。最初のうちは高段者の
紹介で、清水名人、矢内女王の表情も緊張していました。
が。だんだん棋士の年齢が下がってくると、紹介文もくだけてきて、お姉さん役の
清水名人も矢内女王もつい笑ってしまうようなものが連発w
お二人のその優しい、温かい表情がとても美しく、印象的でした♪


羽生名人の講義
始まってすぐ「あ、これは講義慣れしてる!」と思いました。
深浦王位じゃないですが、元プレゼンエキスパートとしては、この分野では
羽生名人に勝てるかも、なところw でも、さすが羽生名人。プレゼン技術も
相当なものでした☆
大勢の前で話をする、というのはもちろん「慣れ」次第で緊張度合は違いますが
それでもそれなりに緊張するものです。しかし、対局ではもっと緊張した状態で
自分の実力を最大限に引き出さないとならないわけですから、その意味では
コントロールはお上手かもしれませんね。
と・・・
肝心の講義内容ですが、要約すると


「今までは才能があっても社会的制約などで女性棋士はなかなか活躍できなかった。
 既に女性が活躍して伸びている業種もあり、女性特有の能力というのは将棋でも
 活かされると思う。今後ますます活躍して欲しい」
 ↑
はい、要約しすぎですw 詳細はきっとどこか正式なところに載るでしょう。
そちらでご覧くださいw


キーワードとして「直観」というものが出てきました。意味深ですよ。
この意味を聞き逃してはいけません。
他にもいろいろ、興味深いお話をされていました。とても楽しい講義でした。


上記の要約部分「将棋でも活躍して欲しい」と書きましたが、羽生名人のニュアンス
としては「そういう将棋界を男女協力して作っていきましょう」です。
これからは協力して、将棋普及に力を入れていきましょうね♪と。


パーティーにA級棋士
羽生名人の講義のあと、立食パーティーがありました。
会場に入るなり、目の前に藤井九段が! 乾杯の烏龍茶を取りにバーへ行ったら
近くには佐藤九段に深浦王位まで!ほかにも谷川九段など、テレビでよく見る顔が!
おはなししたい!
しかし、コネも何もない私。その上、体調最悪のためか、かける言葉が見付からない(涙
佐藤九段!ファンです!竜王、奪取してくださいね!
…、確かまだ挑戦権争い中ですよね?敗退してませんよね?余計なことを言うのが
恐いので、その一言も危険と判断。羽生名人以外のA級棋士とは、そのチャンスが何度か
あったのに、結局、背後で ぽ〜 っとして終了(涙


女流棋士との交流
将棋塾の講師をされてる女流の方々には気軽に声をかけられる雰囲気だったのですが、
なんと、先生の方から声をかけて頂けました!!
「チケット、無事届いたんですね」「あ、こんにちは♪」と♪
特に中村真梨花先生は、私が体調が悪いと知ると何度も「大丈夫ですか?」と
聞きにきてくださり、本当に嬉しかったです。
先生方、病気が良くなったら将棋塾、復帰しますので是非よろしくお願いします☆


女流紹介のとき、生粋の「北アルプスの将棋漬け」棋士がいらっしゃることが判明。
高段者で話しかけるのも気が引けたのですが、それよりも同郷からプロが出ているという
ことに驚いて、挨拶に伺いました。
私は小学2年の頃引っ越していますが、それまでは同じ学区であったことが分かりました。
(私は国立大の付属小学校へ行っていましたので同じ小学校ではありませんでした)
いろんな方とお話されたかったと思うのですが、かなり長い時間を割いて頂いて
北アルプスの麓における将棋普及について語りました(笑)
閉会後のお見送りのときには「お友達になりましょう♪」と声をかけて頂いて、もう
超ハッピーです!!


さとかなちゃんと熊倉棋士
「さとかなちゃんとお話がしたい♪」と思っていたのですが、やはりさとかなちゃんは
周囲が放っておきませんね。スポンサーとか報道とか、なんかコネの挨拶まわりに
連れ歩かれていて「あー。。まだ高校生なのに、こういう世界を見ちゃうのかぁ」と
思いました。宿命ですね。
体力も気力も9割引の私は、さとかなちゃんとの会話は諦めました。
密かにファンである熊倉棋士にも、どう声をかけたら良いか分からず、断念。
かと思っていましたら、閉会後、会場出口に女流棋士が並んでお見送りをしてくださいました。
ちゃーんす♪ 短い時間でしたが、声をかけることに成功♪


さとかなちゃんの場合
「高速道路を猛スピードで走る少女」と呼びかけたら大ウケしてました。
連盟のホームページに使われている写真はまだまだ子供顔ですが、実物はすっかり大人。
とても美人で輝いていました。


熊倉さんの場合
「熊倉さんのファンなんです」と言ったら「えぇ?!」と明らかに驚愕の表情w
竜王戦大盤解説で、渡辺竜王と!」と言ったら、途端に満面の笑みになり
「あれは私もすごく楽しかったです♪」
http://d.hatena.ne.jp/green_summer/20080907/watanabesan
「あれ、最高でしたよね!」と、つい二人で大騒ぎをしてしまいました♪


発展的解散
大騒ぎしてホールを一歩でると、そこに矢内女王が立っていらっしゃいました。
凛として、まさに女王の威厳。 不意のことで驚いてしまい、しかも大騒ぎの直後、
思わず悲鳴を上げてしまいました(爆)なんと挨拶して良いのか頭が真っ白になり
なんだかボロボロなことを口走っていたと思います。
本当なら、清水名人とも矢内女王とも、ゆっくりお話してみたかったのですが。


つい先日、「奨励会」の女の子版にあたる「育成会」が発展的解散をしました。
女流棋士について、このところ穏やかな雰囲気ではありませんでしたので、解散を
知ったときにはショックでした。
しかし、このパーティーでどう「発展的」に解散だったのかの説明が米長会長からありました。
なるほど。一応、納得。
矢内女王には、それが本当に「発展的解散」であったのか答えが求められてきます。
(正確には谷川九段を始めとする男女トップ棋士の皆さんに)
その責任感を感じていらっしゃるのでしょうか?凛とした姿の中に、一本筋が通って見えました。



イベントから帰宅したら、すぐ休み。案の定、将棋関係イベントのあとは
気分も体調も優れています。良いパワーをもらってこれるようです。
私は将棋関係者でも何でもありませんから、無責任に〆括らせてもらいますw


あ〜 楽しかった♪