オリンピックの舞台

フィギュアスケート観戦が好きな私は
オリンピックイヤーに限らずフィギュアを観る。
全ての大会がテレビ中継されるわけではないから
もちろん知らない選手がオリンピックに出ている
わけだけれど、それでもかなりの数の選手の
特長は知っているつもりだ。


先週、男子シングルが終わった。
高橋選手の銅メダルは本当に嬉しい。
もちろん金を狙っていたのだけど、
ぶっちゃけ、銅メダルだって充分。それだけ
世界の壁は厚い。


しょっぱなの4回転で転倒したわけだけど、
高橋選手はその直後もピエロの滑稽な演技を続け、
その表情に失敗の動揺を見てとることはできなかった。
今期の高橋選手なら、そんな精神的強さもあるだろう、
と思った。


しかし、そうでない選手もいた。
彼は普段、あんな滑りはしない!と思う選手。
実力以上の力が出せる選手というのは無く、
圧倒的に実力が出せない選手が多かったと思う。
それだけ、オリンピックというのは特別な舞台
なのだろうか。
他の世界大会でも同じような緊張感が必要と思うのに
やはりオリンピックは違うのだろうか?
彼らのベストが見られなかったのは残念だ。


今週は女子シングル。
今のところ、日本の3選手は他の世界大会と同じように
「自分のベストを尽くす」ことに集中し、
オリンピックのプレッシャーを克服しているようだが。


オリンピックは魔物にもなるが、最高の味方にもなる。
彼女たちにも、ぜひ高橋選手のように
オリンピックというステージを味方につけて欲しい。