日本の宇宙開発って。。

丸の内オアゾにあるjaxaの展示場「JAXAi」が
事業仕分けの結果、どうやら無くなるらしい。
…って、私も先日、teraponに聞いて初めて知ったんだけど。


JAXA広報施設「JAXAi」は「廃止だ」と中川文部科学副大臣
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100723/scn1007231453000-n1.htm


展示場を無くす理由は、一億円の費用の割に、その効果が
分からない、というもの。
入場無料の上、展示場の場所が良いから、ひょっとして一億円
というのは当たり前なのかもしれないが、確かに、
ここで学んだ人たちがどれくらい居るのか、把握のしようがない。


そもそも「jaxa」を知らない人は多いのではないか、と思う。
jaxaの前身は「NASDA」で、これはいかにも「NASA」の日本版という感じの
ネーミングだったんだけどw
jaxaは日本語だと「宇宙航空研究開発機構」だよん。


そのものズバリ、NASAと連携していて、日本人宇宙飛行士は
このjaxa所属。
日本に居るとスペースシャトルに乗って宇宙に行くのは当たり前、
みたいな印象だと思うけど、アメリカの宇宙開発と連携している国は
意外と少なくて、スペースシャトルに乗れる、なんていうのは
日本に生まれてなければ「当たり前」ではない。


国際宇宙ステーションは、一応「国際」ではあるけれど、
ロシアかアメリカから打ち上げられる有人宇宙飛行機に乗らないと
行けないのである。
アメリカが来年で一旦、人の打ち上げをやめるから
スペースシャトルの廃止。次世代機の開発を待つ)
宇宙ステーションには当分、行けないのだ。


jaxaはもちろん日本独自の宇宙開発もしていて、無人ロケットH2系は
ここんとこは打ち上げに連続成功している。
人が乗れるロケットの開発は完全に遅れてる…というか、もう
NASAと連携しているから独自にはやらないのかなー?


と、日本の宇宙開発はjaxa無しには語れないのだが、
jaxaがどんなことをしているかというのを知る場所というのは稀で、
このJAXAiみたいに
「なに、これ。無料だし、ちょっと入ってみる?」系のノリで
公開しているというのは、意味だと思う。
そもそもjaxaを知らない人が、種子島に見学行くわけないじゃん?


効果が分かりさえすれば良いのだから、廃止の前に
「見せ方」を考え直す時間が欲しいなー


日本の宇宙開発は恵まれているのだということを知って欲しいなー
綺麗な星座の写真や宇宙の神秘の解明が、フツーに知らされるのは
jaxaありきだということを認識して欲しいなー