下手な文章

正真正銘ラノベを読んでみました。3ページで我慢の限界に達してしまい、
その日は読書をやめました。


ラノベの全部がそうではないのでしょうが、文章がメチャクチャなのです。
言葉の使い方が間違っているし、表現力が乏しくて場面描写もできていません。
理解しようと努めると、とても時間がかかるのです。


こんな殴り書きの文章が書籍になっているのが信じられない。


そう憤慨し…じぶんのブログも、文章はちゃんとしないといけないかな、
と思いました。
前にも、こんな日記を書いたような気がしますが(汗


最近は、文章だけでなく、取り上げる話題すらブログには不適切、
なんて思っているのに。


最近に限らず、下手な文章を読まされる機会は増えました。
活字マジック。 そんな言葉がありましたっけ?
自分の文章が、ワープロやパソコンの力で活字で出力されると、文章は上手だと
勘違いしてしまうようです。


人間は(文字慣れした文明人は?)、文章を斜め読みするので、
厳密にはデタラメな文字の配列なのに、それと気付かないそうです。
だいぶ前ですが、かつてにちゃんねるの管理人をしていた ひろゆき氏のブログに
そんなデタラメ文章が書かれていました。
ちなみに、そう言われるまで、私も抵抗なく(気付くことなく)
その文章を普通のものとして読んでしまっていたのですが。


現在、少なくとも私の部署では、意味不明な文章が当たり前に受け入れられています。
うちの部署は400人以上の社員に毎日、ネットで情報発信します。
そのため、万人向けの文章力が求められるのですが、原稿を書く担当者に、
その力量がありません。
会議で一ヶ月分の原稿をチェックしますが、残念なことに、プロジェクターで映し出された
下手な文章を、出席者の大半が「いいんじゃない」と一発OKしようとします。
「ちょっと待って!そこ、意味、分かりますか?」
ストップするのは私か、関西の課長くらいです。


たまに役員とかが会議に出席して、瞬時に「それは違うだろう!」と言うと、
とても賢い人に見えてしまいます。さすが、役員になる人は違うなあ、とか。
かなり次元の低いことで感激させられています。


もうちょっと、文章に真剣になって良いのではないかと思います。
作文の宿題に、ネットから原稿を探して貼り付ける人がいるようですが、
文章力は読み書きで身に付けるもの、そんな一時凌ぎをしていると、
仕事の報告すらまともに出来ない、使えない人間になってしまいますよ、と。