とぼとぼとぼ…

先週移転した新しい社屋は、まるで金庫のよう。
厳重なゲートを何重にも通り、迷子になりそうな長い廊下を
あっちに曲ってこっちに曲って、やっとたどり着いた居室は
窓もない、ビルの心臓部。


ゲートひとつ、カードをかざし損ねると、最後の最後で
居室から出られなくなる。もしもビルが火災に遭ったら、きっと
停電してセキュリティシステムがダウンして・・・
私たちは居室から出られなくなって、燻されるんだろうなぁ


こんなに厳重な部屋で、カードがないとプリントアウト一つ
できないようなオフィス環境で、いったいどんな仕事をする、っつー
感じです。。


今日は無事、ビルから出れて、帰り道をとぼとぼ。
もう何年も前に嗅いだ匂いを含んだ風を受けながら、ちょっと
過去に来ちゃったみたいな気分で暗い道を一人帰る。
本当にこれで良かったのかな…気分が沈む東京は夜の8時。