高等教育

うちの部署に配属になった新人は、新人だというのに「異動」して
きたこともあり「教育担当」が付かなかった。通常は
4年目くらいの先輩が「教育担当手当て2,000円」をもらって、
新人に社会人のイロハを教えるのだが。


よって彼は私のかっこうの餌食となったわけである。
ビジネス・マナーは配属二日目にすべて教えた。
10月にはレポートを書かせ、11月には
「会社全体の中での自部門の役割と強み」の発見。
12月は「業務日報のまとめ」これは営業チームが客先で仕事を
受けるときにプロとして喋れるほどの、データに裏づけされた
販促資料として、2月にリリースを目指す第一歩である。


という話を、Tビルでした。私たちの席はEビル。
Tビルに打ち合わせに行き休憩室に寄ったら、彼とその先輩、
Tビルのリーダーがお茶をしていたので、その中に交ざって
語った教育計画である。


「自部門の役割なんて、10年目だって把握するのは難しいよ!」
「でもそういう資料を作れたらいいよね」
「でも、お前、一年目だよな?」


ええ、一年目です。一年目だけど、彼は頭がいいし軟らかいし
超高等教育を授けているのです(笑)
こんな一年目、他にはいないぞ(爆)


で、紹介した「ウェブ時代をゆく」も購入したらしいので
なんとなく12月の目標は課題本「ウェブ時代〜」の感想文、に
なってしまうかもしれない。「業務日報のまとめ」はやらせるけど。


第一章を読み終えたところで「おもしろい♪」と喜んでいる。
しかし「分からない表現がある」…やはり「ウェブ進化論」を先に
読ませるべきだったか…
そして彼が一番驚いたのは
「*(注釈)が多いですよね。それに注釈を見たら、全部URL!」
あははw 確かにw こんな本は他に無いかもしれない。


他のメンバーにも「お前は頭がいいから、色々勉強しとけ」
「お前は絶対に近いうちに、能力を買われて他に異動する」
と言われ、少年、ちょっと困った様子。
「APIとかちょちょっと使って何か作っちゃえば?」
というと
「APIって何ですか?」
・・・( ̄_ ̄ ) ここはあえて
「帰ったら「APIとは」で検索。ウィキペディアはてな
 引っ掛かるよ」
「はい」
Twitterとか、作れるんじゃない?」
Twitterって何ですか?」
ここも冷たく「帰ったら「Twitterとは」で検索」。


高等教育を授けすぎると潰れるので要注意w