夢オチ

今まで色んなところに小説応募したり文章寄稿したりしてきたけど、
そういえば創作物であっても「夢オチ」で片付けたことはない。
夢オチは読んでる方もそうだけど、書いてる方もつまらないと思う。


中国の文学に「南柯の一夢」というのがあるけど、これも夢オチ?
大雑把に書くと、ある人が出世して国を治めてホクホクしていた
けれど、ふっと目が覚めるとそれは全部うたた寝中の夢で、
傍らの蟻が国(蟻の巣)を作ってホクホクしていたというお話。
「俺って、この蟻の一生?を夢にみてたの?」というSF的なオチ。
これは夢オチだから面白いので、特殊かな?


すると「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」も夢オチ。
これは「つまらない」と書いたら罰当たりなような。でも、
「本当に夢?」みたいな余韻があるから「夢でした。良かった良かった」
というのとは違うのかな?読後の印象を覚えてません、すみません。


わりと好きな少年マンガが数年前に最終回を迎えたのだけど、
それが最終話になって突然、主役級の一人が、やはり主役級の二人に
向かって「さあ、退院よ」と精神病院から退院させ、それまでの
はちゃめちゃを、ある種夢オチさせた。驚いたなぁ。
それはナイよ!なんて思っちゃったのは私だけかしら?


よほど器用でないと、夢オチっていうのは面白くできないと思う。
ハリーポッターが、実は夢オチだったら?!
世界中がブーイングだよね、きっとw