立体+時空

さっき母と話したこと。記録としてメモ。


先日、会社で(褒められない)、棋聖戦java棋譜を見た時。
たぶん、盤面はこの手のときだったと思う。


本当に何十年?ぶりに盤面を見たから、すごく新鮮だったの
だけど、これを見たとき、私にはこれが立体に感じた。
羽生棋士の方は裏山があって、王の前に堀。
一方佐藤棋士の方は頑丈な城壁で天守閣の上に王が居る。
盤面右下と6三から3五の辺りに激戦区。


素人が見てそう思っただけなので、笑わないように!


ここから6手くらいを会社で見て、そのあと家に帰ってみたら
まさに90手が打たれる瞬間。この間に何がどう動いて
投了になったのか知らなかったが、ついでなので今、見てみた。
なんで突然に佐藤棋士の王が天守閣から降りちゃったのか。
うん、ほんとに突然に降りざるを得なかったのか、ってな印象。


で、将棋のことは分からないので、そう思ったということを
母と話していたら、母が最近、棋士が将棋を指すときは
素人が指すときに使う脳と違うところを使っているらしいという
記事を見たよ、と。
納得
同じ脳であんなに先の先まで読んでたら脳が熱出して死ぬと思うw


盤面が立体に見えたという話とはちょっと違うけど、私は珍しく?
「地図の読める女」。
今自分がどの方向を向いていようと、地図は北を上に読む。
最近のカーナビは進行方向が常に上に表示されるので(設定のせいか?)
道には迷わないかもしれないが、私にはかえって苦手。


方向だけでなく、地図に示してあれば等高線も同時に読む。
以前、助手席に乗ってナビをしているとき
「このまましばらく緩やかに坂を登って、左に曲がったら
 今度は緩やかに坂を下って、100mくらいしたら右に曲がる」
と説明したら、運転していた社会科の教師に驚かれた。
「等高線が読めるのか?!」だと。
読めますとも。登山をやってた経験もあるし。
だから地図だけ見て山の形を想像して、目の前にある山がなんという
名前なのかも分かるし、自分の地点が動いたとき、山がどういう形に
見えるかということも想像できる。


また話は飛んで。母曰く、プロ棋士はそれに時間まで読んでいると。
正しくは「時空」を読んでいると言っていた。
なるほど、と思った。
私が盤面をみていて「なんでー?!」と思ったとき、もしかしたら
「こいつは今下げておかないと、後では下げられなくなる」とか
そういうところを読んでるのかもしれない。
だとしたら、将棋ってすっごい面白いんだろうなぁw


たぶん、私のシナプスはその将棋脳には繋がっていないだろうから
挫折したんだと思うけど。


将棋に限らず、時空を読める人は居ると思う。私が最近ハマっている
某氏とか。時空っていうとなんだかSFっぽいけど。


やっぱり私はNASAで働いて、死ぬ時は宇宙がいいな(またそれか!)