変化の過程(歴史)を残す

写真撮影をするのが好きです。で、我ながら良く撮れたなぁ♪
と思う写真を使ってバッグを作りました。通勤に使っています。
ギリシャの真っ青な空と白壁の町が写っています。


こういう絵柄のバッグというのは市販されてないですから(汗
「そのバック、素敵ですね」と声をかけられることが多いです。
自分で撮った写真なんですぅーなんて言うと、あまり話す機会
がない人とも会話がはずんだりします。


行きつけのマッサージ屋さんでもそういう話をしました。すると
マッサージ屋さんが「私もデジカメで写真撮ってます」と
話してくれました。


彼女は一眼レフとかではなく、本当にポケットサイズのデジカメで、
写真の撮り方の勉強などはしたことが無いそうですが
中央線沿線(たぶん小金井から八王子辺り)に住んでいて、
中央線の高架化工事の風景をずっと撮っているのだそうです。
彼女曰く、工事でどんどん景色が変わっていくから
その過程の風景を「取って」おきたいのだそうです。


それってすごく面白い!


と思いました。それは写真集みたいな形にして他の人にも
見せようよ! なんて発想する私はどこかスレてますか?w
でもその写真、駅員さんや工事をしている人は、とても
喜ぶんじゃないかと思います。


彼女の話によると、いつも同じ地点から撮影しているわけ
ではないそうです。そのとき印象的な部分を撮るので、
記録写真にはならないんじゃないかって。それに1枚1枚を
見ると「なんじゃこりゃ」という写真ばかりなんだそうです。


「他人にデジカメを見られて『何これ?』と言われた」と
笑ってました。写真集にする気も、駅員さんに見せるつもりも
なく、ただ自分の趣味として撮っていくのだそうです。
笑われたので、もう他人に見せるつもりもない、と。


中央線の高架化については、周辺住民の方は不便を強いられて
いるそうですし、工事する人も大変ご苦労されてるそうです。
そういう背景にあって、その写真は「巧い」「下手」関係なく
時間(歴史)を刻む大切な物になっていくと思います。


公開すればいいのになぁ♪