大分の思ひ出

大分といえば美術館関係の仕事で何度も通った場所。
ただの一度も湯布院には寄らず、フォーバーでガーと湾を渡る。
フォーバークラフトも最初は地上でのローリングで進むのが
楽しかったけど、最初の一回だけだったな(笑)


大分のことを書こうと思ったのに、大分に限らず、美術館関係で
日本のあちこちで巻き起こったイロイロを思い出してしまう。
その土地ならではの物と人。


大分での仕事は私はプロデューサーだった。でもペーペーの頃から
ずっと一緒だったハード屋さんと、大分でも共同作業。
ハード屋さんは既に定年間近の人たちばかりだったけど、さすが
ハード屋。下請けの若い技師なんかよりよほどハードを知っていて、
もちろん最終の組み立ては全部自分たちでやっていた。

このハード屋さんとは受発注の関係はなかった。が、一心同体。
たまに「ちょっとアプリケーションをテストで使わせて」という以外は
お互いが邪魔にならないように、現地(美術館)調整を行った。


大分では私の下についたディレクターが初めての現地調整、という
ことで、本来プロデューサーである私は納品直前の最終確認に行くだけ
で良かったのだが、一緒に付いて行った。
ディレクターは普段あまり人付き合いが無い人で…
ハード屋さんが「テストするから30分後に空けて」と言っていたのに
プログラマに伝えず、自分も横に立って見ていたらしい。


30分経ってハード屋に場所を渡したのはいいが、「動かない」との
不穏な動き、ざわめき。研究室で美術館職員と打ち合わせていた私も
騒ぎを聞きつけて飛んでいったら。。
プログラマが青ざめている。
「プログラムの起動フロッピーを差したままです…」
・・・( ̄▽ ̄l|| アハ
そりゃシステム起動しないはずだわ・・・
「取りに行っておいで!すごい謝ってくるんだよ!」


が、「ばかやろう!」の大声は外に居た私にも聞こえた。
・・・( ̄▽ ̄l|| ダヨネ


そういうの、ディレクターがフォローしなくちゃね。
またこういうの、起きてしまったらフォローするのがプロデューサーよね。。


で、その日はハード屋さん行きつけの店で少し早い打ち上げ。
ディレクターもプログラマーも、すっかりビビってしまって不参加表明。
もう!そういうときこそ行かなくちゃいけないんだよ!!
せっかくハード屋さんが作ってくれた機会なのに!!


そう。
「本日はすみませんでした。うっかりしてました。以後、気を付けます」
この一言を言う機会を与えてくれてるの、ハード屋さんは。
もともと度量の大きな人たち。両親よりずっと年上の人たち。
彼らだって、徹夜続きでイラついてたとは言え、つい初心者に
怒鳴ってしまったことを詫びたいの。
そして明日からの仕事をもっと円満に続けたいと思っているのw


結局、ハード屋さんから信頼を得られなかったディレクターは
その一回で美術館関係を下ろされてしまった。
下ろされた人を見たのは二人目。


ハード屋さんは、普段は文句を言っているだろうけど、実は
全国民で知らない人は居ない。彼らを目の当たりにすれば、普段の
文句はどこ吹く風で、急に態度がコロっと変わる。
そんなハード屋さんお勧めの、大分のアメ横みたいな場所へ行き、
実家にフグの土産を送る。「おれの名前を出していいから」と言われ、
出してみたらば、そうでなくても地元価格のフグが、さらに3割引き
ほどになった。 ハード屋、おそるべし。


そんな大分で来月、ビックイベントが待っている。
行きたいー。フグはね、お皿の模様が見えるほど薄く切ったら
美味しくないのよ。ねー♪ > 大分県のみなさんw
フグ肝しょうゆで厚い(イカくらいの厚さ)のをいくのがいいの♪


それと大分駅で朝のうちに完売してしまうという
豊後水道のアジサバの寿司が最高♪ ディレクター時代の癖で
つい昼食調達してしまったよ♪ 大分市民の先生方も
「これは旨い♪」って。


食べ物に釣られてるみたいじゃんか(爆)
大分。。 先週、体調を激しく崩したので、行ける可能性がガクンと
減りました。。 でも直前まで考えてみる。
みなさんに会いたいよー!