持久するってこと

小学校4年生くらいのときに、夏休みのプールで
平泳ぎ1000Mに挑戦した。


この日は全部で6コースある学校のプールのうち、
1、2コースが遊んでいいコース。
3、4コースが練習するコース。
5、6コースが長距離挑戦コースで、
1〜4コースは決められた時間に強制的に休憩で、プールから
上がらなければならなかったが、5・6コースは泳いでいて良かった。


5コースは往路、6コースは復路。
挑戦してたのは私のほかに女の子が一人の、二人だけ。
必然的に、誰が1000M挑戦しているかはプールに来ている全員に
一目瞭然なわけ。リタイヤしたらバレバレなわけ。


途中でまぢしんどくなって、5コースから6コースへ移るときとか
もう浮いてるだけ、って状態なときもあったけど
リタイヤしたらかっこ悪い、という見栄とかもあったりして
泳ぎ続けてた。途中で水飲んじゃったりしてね。
でも700とか800とかになってくると、見栄とかよりも、
「もう二度と挑戦したくない。なんでこんなこと始めちゃったんだろ」
って心境。後悔。とにかく、もう泳ぐのはヤダ。だからこんなつらい
挑戦は今日だけで終わらせたい。


そしたらね。水飲んじゃおうが手が動かなくなろうが、
リタイアできないの。今日のうち1000Mの記録をつくらないといけない。
また一からやり直しなんてとんでもない、絶対にイヤ。
だから必死で、もう形振り構わず泳いじゃう。誰が見ていようと。


「また一から績んでいくんだね・・・」たぶん昨晩は、そんな記憶と
羽生棋士の境遇がダブったんだろうな。私までかなりしんどかった。


羽生棋士は私なんかより全然持久力も体力も精神力も(才能も)
あるから、また来年、挑戦する機会を得るよねw


もう二度とやるか!と思ったけど…
2回目も1000Mに挑戦して、完泳しました。今日も頑張っていこう♪