入会しちゃいましたよ

「どうして将棋なの?おもしろい?」
「さぁ・・・好きじゃないかもね」


家を出る前に母と電話で話した。母は私が将棋嫌いで、全然指さないのを
知っている。その私が将棋連盟の将棋セミナーに通おうとしているから
信じられない、という意味で「おもしろい?」と聞いたのである。


先週の土曜日にセミナー体験をしてから一週間、将棋に関しては
ボコボコにへこんでいた。たぶん楽しみながら指す、なんてことは
当分先のことだろう。「100年インタビュー」でも羽生さんが
まず基本をきっちり勉強した上で、そこから新しいことを発見していくのだ、
と仰っていた。


いきなり大盤解説やタイトル戦の棋譜再現なんかみてる私はダメダメだ。


でも、ちょっとはやってみよう…と午後のセミナーに出かけた。
バスの都合で「囲碁将棋ジャーナル」が観られないのだが、今日の
解説は何だったんだろう?


月2回通えばいいかな…と思っていたのに、なぜか入会手続きと共に
「月4回」のコースを選んでしまう。なんなんだ、私は?!


今日は片上先生と天野先生。主に片上先生にみて頂いた。
また先生が王と歩だけの対局。こっちは全駒あるのに、使い方は「歩」。
先生は歩だけの上に数も足りないのに、全部が「と金」に見える(汗
とりあえず先週教わった通り、まずは自陣を囲ってしまえ、と穴熊
美濃囲いを忘れたからじゃないよ! 美濃囲いは意味が分かってないから
とても受けに使えると自分で思わなかったから。(穴熊でも使えないけど)


「いきなり穴熊ですか?! それじゃ歩しかないこちらに勝ち目はないです」


それくらい強い囲いなんだよ、という意味で教えてくださったのだ。
歩だけでも先生があっさり勝つのは間違いない。


とりあえず「攻め」を教えてくださるのは良いなぁw
「ほめて育てる」ってやつだね。いきなり「受け」から習ったら、たぶん
来週から行かないと思う。凹みすぎる。


とは言え、いきなり桂の前に歩を打たれたときは、かなりビビった。
こんなことでビビってしまう素人。。
一旦逃げるが、「攻め」ているうちに桂も香も取られてしまった。
もちろん赤い字。しかもどんどん玉に近付いてくる。
こわいー 。°(°`□´°)°。
全然ピンチな場面じゃないのに、とりあえず殺しておこうかという気になる。
が。
当たり前だが、私が取った駒は歩のみ。殺しようがないじゃんかー


そして相手の駒台の上には桂と香。あの香がなんだかこわい。
っていうんで、とりあえず「馬」を一の段に逃がす(たしかそうしたと思う)
そんなこんなで、またとても優しく丁寧に、勝たせてもらう。


どうも「馬」「竜」の使い方が下手だということで、
「馬も竜もきいてる場所に歩を立ててみる」練習。すげー間違う。
とことん間違う。何度やっても間違う。ようやくできたときに、
先生が歩いてきて「あ、正解ですね」
つい、ため息交じりに
「見ただけで分かっちゃうんですねー。。。」


大きな声出したつもりは無かったのだが、レディースに居た人に笑われる。
「そりゃー、こっちはそれが仕事ですから」
「あ、すみません、失礼なこと言いました!」 そ、そうですよね。。
基本の基の字以前の問題だな。。 凹
というか、駒をひっくり返して表の文字を見ないと、それが「馬」なのか「竜」
なのか分からなかったりする(涙)


考えているうちに、なんだかすごい時間の無駄だなーと思えてくる。
これ、家で練習してくれば上達早いんじゃん?なんて一番私らしくないことを
考える。*1


自分の練習が終わって、やっと周囲を見る余裕が。
隣の席に座っていた、今日が将棋初めて(駒の配置も知らなかった)という
体験の方の盤をちら見。
にゅ・・入玉されてるよ・・・(汗
あんなん、私なら怖くて泣いてるよ。と金1枚でビビる私は。


他にも目をやると、生徒の方は時間をかけて悩んで打っているのに、
先生は1秒。ずーっと1秒。ためらうことなく1秒。ぐぁ。


もしかしたら、「受け」なきゃいけない場面になったら、セミナー挫折
するかもしれない。やっぱり私に「手の意味を考える」のは向いてない。。
凹。

*1:ピアノを習っていたが、いつも練習せず、ぶっつけ本番で弾いていた