「世界へ出ろ」

中学のとき、卒業生がハードルか何かの種目で国体まで行った
のです。で、新聞に写真入りで載ったんです。我が校自慢の先輩。


ところが高校2年くらいで、成績は伸び悩み、そのまま引退。
まさにその成績が落ち始めた頃、私は中学2年か3年で、
体育研究室で新聞記事読みながら体育教師と話していました。
「女の子はね、恋をすると成績が落ちてしまう。
 彼女も、もうダメだろうな…」
先輩を育てた陸上部顧問の先生は残念そうに言いました。
そしてなぜか私(テニス部でしたーw)に向かって、
「お前は恋をするな。結婚もするな。ダメになるぞ」


いやいや、恋くらいさせてくださいw


高校のときは、見かけは普通の女子高生だったはずです。が。
本当は「いつ退学してもいい」覚悟で、自分の進みたい道ってのが
ありました。実らなかったので、卒業まで高校に居ましたけどw
んでクラスの女子は半分以上が就職、残りの半分も短大か専門学校。
4年制大に進もうとしてたのは今日子ちゃん(仮)と私だけでした。


そのときも本当は大学には行きたくなかったのです。
でも進みたい道ってのは本当に厳しくて、高校生の私が単独で
飛び込むのは大変な世界だったのです。なのでまるで執行猶予でも
与えてもらってる気分で4年制大進学を目指しました。


まさにそんな中途半端な被害妄想にとり憑かれていたときです。
担任だった体育教師に体育研究室に呼ばれ、お前、この成績で
4年制大は無理だろう!なんて説教をくらいながら
「まぁ…なんとかなるんじゃないですか?」なんて答えていたら
「お前は世界に出ろ。日本に居る人間じゃない!」
とか言われてしまいました。


中学のときの体育教師の言葉も忘れられなかったし、この時も
「あ、同じこと言われた」と思ったのです。しかも
「結婚なんかするんじゃないぞ、お前は。世界をめざせ」とか
言われちゃって。 ふーん・・・(思案)


いやいや、結婚くらいさせてくださいw


でもこの2回の体育教師の言葉は、呪文のように私の心に響き続き、
なんとなく自分は世界に出るんじゃないか(なぜか受動的w)と
思ってすごしていました。ぶっちゃけ、世界に出るなんて
当たり前に出来るんじゃないか、くらい思っちゃってました。


それ相応の覚悟とか努力とか、simpleA 氏の日記を読んでると
私は甘ちゃんだなーと思います。が、今でも教師の言葉に、私は
ずっと縛られてるんですよ。世界に出ないといけないみたいに。。


今日の会社帰りのバスの中で、私が梅田さんの著書、とりわけ
ウェブ時代をゆく」にぶっ倒れそうになるくらい影響を受けたのは
梅田さんの言葉が私の琴線にビンビン触れたからなのかもしれないー
なんて思いました。
うん、ものすごく「焦り」を感じましたね(笑)


焦っても病気が悪化するだけなので、今は未だ動きません。
↑自分に言い聞かせてる…


世界…っていろんな世界があると思いますが… 私はどうやって
世界に出ましょうか?
果たして二人の教師は(奇しくも二人とも体育教師)私の何を見て
そう言ったのでしょうか?


言った本人は忘れてる。 ってパターンはよくありますね(爆)