「将棋日和」に行ってきました

この連休は予定通り将棋漬けになってきました。
「将棋日和」は東京将棋会館で、女性がもっと将棋に馴染めるように企画された、
どちらかというとエンターテイメント性の強いイベントです☆


退くか笑うか瀬戸際の進行で(笑
印象としては、今日参加した女性たちには、もっと将棋将棋しててもOK
じゃないかと思いました。


色もの系(何?!)の出し物もあったのですが、私が「これはすごい」と
思ったのは
指導対局(事前申し込み制)
・席上対局(目隠し王手将棋)・・・プロvsプロが目隠しで王手将棋指す
・女流席上対局、大盤解説付き


1)指導対局
(申込を)やめとけば良かったぁ〜 と数日前から思ってました。
いつもの将棋塾では先生が居ない間に平気で指し直しをしていますが(笑
さすがにそれは許されないのではないかと。。
案の定、空気が緊迫してました。しかも周囲は2枚落ちとか。
でもここで一人恥かいても仕方がないので、素直に「8枚落ちで」。


序盤は定跡通り、いつもの展開だったのですが、何をどこで間違えたのか
自分でも全然思い出せないのですが(それだけ勝負から逃げ腰だったのか?)
初めて「角」を取られるという大失態に陥ったのです。
代わりに「金」は取ったのですが、これは痛かった。。「角」に対する受けは
全く経験が無いのです。ハムスター相手にはよくやってますが。


しかもいつも竜と馬で戦っていたので、馬が無い攻めの経験もなし。
成香はあったけど一番玉から遠い9筋に居ましたし、とにかく困りました。
をぃをぃ…周囲は2枚落ちなのに、8枚落ちで負ける気か? >自分


で、自分でも信じ難いことに桂跳ねまくり。自玉が4筋に居るのに
2筋の歩を突いて取らせ、持駒を2四にたらすという、駒落ちでしか
できない手荒な手法を強引に採用。だって角の代わりの駒が必要じゃん(泣)
でもせっかく守りに上げた銀をどかして角道を開けたりして、先生に
「それはだめ」と戻された場面2回。 まじでしんどい対局でした。


ちなみに先生は佐藤(慎)新四段でした♪


そんな神経すり減らしの指導対局でしたが、対局部屋を間違えて、なんと
特別対局室に入っちゃいました! うわー!
そもそも「将棋日和」が対局室っていうだけで、半ば興奮気味だったのに
最高峰の部屋に入っちゃったんですよ! 信じ難い!
プロ棋士の皆さん、きっとイヤなんじゃないかと。それくらい神聖な部屋じゃ
ないのかと。 8枚落ちなんかやる部屋じゃないですよ、4階のどの部屋も。
たぶん、私が一番興奮したのは「4階に入った」ことではないでしょうか。


2)席上対局(目隠し王手将棋)
生で見てしまいました、目隠し将棋。ありえん・・・。特に後手。
後手は自分から見た筋・段の数を180度回転させた数字を答えなければ
なりません。
あーいう場合、どうやって考えてるんでしょ?最初から自陣を上にして
考えてるんでしょうか?


私たちは大盤を見ています。それでも私には見えない角道が
プロにはしっかり見えるんですね(ため息。。)ちゃんと角道ふさぐ
駒を置いてましたよ… そしてすごい勢いで王手がかかった瞬間、相手は
悲鳴みたいな声で「負けました!!」


いや。プロってこわい。


3)女流席上対局、大盤解説付き
鈴木女流vs井道女流の対局です。目隠しではなく、本当に私たちの眼前で
対局が始まりました。そのすぐ横で藤井九段と佐藤(紳)六段が大盤解説


出し物の対局なので時間もなく、周囲も騒がしく、さぞやりにくいだろうと
思ったのですが、猛スピードの大激戦でした。
鈴木女流が「今日は藤井システムでいきます!」と宣言。それから
大盤の方は藤井システムの解説と実戦の解説とが入り乱れ(笑)、あら?
あの駒はいつ無くなったんだ? ということが度々w
途中で藤井九段がふざけて「王手将棋ならこれで勝ち♪」と勝手に桂を跳ねるしw


でもでもでも!藤井システムを本人から解説って、ありえなーい!
それって超お得!参加できない諸事情の方々に知られたら(なら書くなよw)、
どえらい嫉妬をくらいます。ほんとこれは有難い、貴重な経験でした。


体調不良もあって淡々としてましたが、濃厚な時間を過ごしてきました。
これはすごい。 ありがとうございました。
というわけで、今日は力尽きたので、早々に休みます!