棋聖戦第五局-1-

道後温泉にて棋聖戦開局。
愛媛には行けませんね、さすがに(笑)
しかし今日はまた梅田さんのリアルタイム観戦記つき♪
一日ネットに張り付くことになりそうです。


第五局。決戦です。
羽生棋聖もちろん好きですが、タイトル4つは持ちすぎw
今回は木村挑戦者にぜひ奪取して欲しいです。


今回も朝早くから梅田さんの興味深い観戦記(まだ「観戦」ではないw)
が上がっています。
http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/
「コンピュータ将棋には指せない手を指して勝つのがトッププロ」
勝又棋士の言葉だそうです。


勝又棋士大盤解説を聞いたことがありますが、大盤は使わず
コンピュータ画面をスクリーンに表示して、将棋アプリを駆使して
候補手以外にも「この手は過去に何度指された」「その勝率は」
「最初に指したのは某棋士で、それ以来さされた数は何回」など、
様々な角度から情報提供してくださいました。


脱線しますが、こういう解説にも見事に応じる(聞き手)
鈴木環那女流は最高です☆
彼女もプロですから、手の意味が分からない、なんてことは
あり得ないのですが、敢えて素人の立場にたって、素朴な質問を
ポンとしてくださいます。単に大盤解説の華とは訳が違います。
その質問は「大切な箇所だから解説が必要」と分かってるわけで、
彼女にもトップ棋士並のプロ意識を感じます♪


コンピュータ将棋が強くなってきている、とのこと。
ボナンザは私には買えませんが、私もコンピュータ将棋選手権で
優勝経験を持つアプリを持っています。
将棋をろくに分かっていないくせに恐縮ですが、こんな私でも
アプリの手に違和感を覚えることがあります。


恐らく、アプリは背景に膨大な過去の棋譜情報が入っていて、
局面ごとに一番指されて一番勝率の高い手を指すのではないか、と
思います。でもそれは、その局面においてであって、
「その先、続かないのでは?」と思うことがたまにあります。
アプリで「次の一手(私の番)」を表示させると、やはり
「それはマズくない??」という手を指示することが。
そこでアプリを無視して違う手を指します。


これも憶測ですが、私が指したあと、アプリは改めてその局面で
どう受けた実績が多いか、そしてその勝率を算出するのではないかと
思うのです。
すると結果的に、アプリの指示した手よりも私の指した手の方が
良かった、という場合があり、アプリはその情報を返してきます。
羽生名人も、そして矢内女王もコンピュータ将棋を指さないそうですが、
コンピュータと対戦していると、違和感のある手に慣れてしまいそうで
いやなんだそうです。



まったく関係ないですが、先日、下呂に行ったときに思いました。
タイトル戦で地方に行く機会の多い棋士(に限らないが)は
可哀想だなぁ、と。


私もかつて仕事で地方を飛び回る時期がありました。
行く先々で、高級とは言わないまでもそこそこの旅館に宿泊していると
朝夕、豪華な食事の連続。朝食は摂る習慣ですが、旅館の食事は
朝からありすぎ。夕食も豪華だったのに、朝から食べられませんて。
週に何回もこんな食事をしていると、見るのもイヤになります。
私の場合はキャンセルできましたが、プロ棋士のみなさん、きっと
キャンセル・・・素泊まりみたいなことはできないんでしょうね?


なんて思うのは、現在食べられない(病気で)からでしょうか?(笑)


(9:20)