知の高速道路

ネットを使って情報をより早く入手できることによって
今までよりずっと学習するスピードが速くなっている、
ということを「知の高速道路」という言葉で表現されたことは
たぶん、早い段階で知っていたと思う。


この表現は将棋界の羽生さんが使い、梅田さんの著書で
より広がったと認識している。


当時、私は私の職業分野で知の高速道路に乗っているという
自覚はしていた。
今、まさに羽生さんと同じ「将棋」という道路に乗ってみて
改めて「高速道路」の速さを実感している。


この先にある大渋滞も(笑)。
私はたぶん、大渋滞までは走らないw
もちろん渋滞しているのは「プロ」の世界だいうこともあるけど
仮にアマチュア選手権などを想定してみたとしても、私は
そこまで「将棋」が好きだとは思わない。


将棋が好きじゃないのは分かっていた。
むしろそれを売りにしていたじゃないか(笑)


しかし改めて「好きじゃない」と思うのは、走っていた道路を
認識したせいもある。


リハビリを兼ねてIT技術・法律などを勉強している。
療養のあいだ、極力仕事のことは忘れようと、それまでチェックしていた
サイトをほとんど見ていない。その間、変わったことが色々ある。


勉強をしていて「あ、今はこれが最新技術なのか!」と知る。
しかしあまり焦らない。なぜなら、それは過去にちゃんと身につけてきた
ものの延長線に在るものだから。
戻ろうと思えば、いつでも戻れるんだな、そう分かった。


得意だったわけじゃないが、やはり プロ=お金をもらってる と思って
走っていた高速道路は半端な気持ちじゃなかったんだな、ということ。
自ら大渋滞に飛び込んで行って、ここを抜けたいと思っていた頃は
我ながら必死だったもんなぁ…


将棋の高速道路の先にある大渋滞が、どんなにすさまじいか想像できる。
あの中に身を投じたいとは思わない。
強くなりたい、とは思うが、あの渋滞には巻き込まれたくない。
要するに逃げるわけだ(笑)
逃げたいと思うくらいだから「好き」なはずがない。
高速道路に乗るくらいの「好き」ではあるとしても。


やっぱり、とりあえず私の高速道路はあっちなんだなー。。。
そして乗ったら、やっぱり高速で走って行くんだろうなー。。。