勝手に判断しないで

最近思うんですけど。
私が私のことを「病中である」と素直に告白し、その状態は
会社を何年間も休まなければならないほど、と説明しているのに


「顔色が良いから心配してない」
「元気そうだから、こっちにも付き合って」
「あなたは病気ならもっと努力すべきだ」


とか、平気で言う人が多すぎる。


確かに面会謝絶の入院患者ではないし、
治療のために、むしろ外出しなければならないこともある。


その時に、私が顔色悪いのを隠すために化粧したり、
周囲に心配かけまいと平気を装ったりすることは
誤解を招いて仕方ない自業自得なことですか?


「ごめん、ちょっと寄る所がある」と言って友人を見送ったあと、
フラフラになりながらタクシー乗り場へ向かう。
それは「病気に甘えてる」と、医者でもない人が判断できることですか?
私の行動は批難されなければならないことですか?


明らかに具合悪いと表現し、会話にも加わらず、食事にも付き合わない。
そうすれば病人として認めるというわけですか?
体調の悪いとき、本心のままに不機嫌に振舞えば納得ですか?


自分の思う通りに動けない、一番悔しいのは私なんです。


病気になったからといって、消極的になる人ばかりではありません。
可能な限り外出したり遊びに行ったり、前向きに闘病する姿勢をブログに書いたり。
だけど、だからと言って彼らを「思っていたより元気」と判断するのは軽率です。
甘やかせとは言いませんが、彼らがかなり辛い状態を隠してでも
頑張っている姿を見せていることを理解して接して欲しいのです。


「バカでも合格した試験だから、ここなっつも棄権しないで受験して欲しかった」


家を出ることも困難なほど吐き気やめまいと闘っていた私は、
当然そんな状態ではブログを書くことも、誰かにメールすることも
できませんでした。
棄権したと知って、いきなりそんなメールを送りつけて来た知人に
腹が立ちました。
「会社でもっと働くべきだった」と言われたことも。