転ばぬ先の杖

学生時代、3000M級の高山に誘われて、夏から秋は
登ったり眺めに行ったりした。


初めて「登山」したのは齢11、小学6年生のとき。
学校の行事で、北アルプスは燕岳に登った。


1ヶ月前から1周200Mのグラウンドを毎日100周走る。
家から学校までのバス通学をやめて、往復歩いた。
しかも、かかとをつけずにつま先立ちで。
そんな訓練を積んで登ったからか、はたまた記憶から抹消されたか、
下山後、筋肉痛に悩むことはなか…
あれ?
なんか、すごい筋肉痛に襲われた記憶が脳裏をかすめたような(汗


学生になってからは、そこまでハードなトレーニングはしなかった。
もちろん行程中に動けなくなる軟弱者ではなかったけど、
それでも下山した翌日は、階段を降りる最初の一歩は筋肉痛でフリーズ。


登るのが楽しかったわけじゃなくて、山頂の景色が好きだった。
ヘリで行けるならそれがいい、と思うような種類の山好きだった。


でも、山頂、もしくはテント場で、アルプスの少女ハイジよろしく
走り回って遊びたいなら、やはり日頃のトレーニングは不可欠。
筋肉というのは、徐々に使って強くしていくもの。


なぜこんなブログを書いているかというと。
この夏は、油汗流しながら床を這い回っていた私は、肩から腕は6ヶ月以上、
30分以上座っていることは3ヶ月ほどしていなかった。
理学療法士が「筋肉ぺらぺら」と言うほど、削げ落ちた。


もちろん体重も、一年前から12Kg減っている。
恐ろしい…


このまま会社復帰しろ、といっても不可能である。まず30分座っていられる
背筋がない。
思わずパソコン画面をのぞきこもうにも、前かがみになる筋肉が肩にない。
ゆえに。
こうしてパソコンに向かう筋肉を鍛え中なのであった。
指は神経壊れてて動かないから、キーボードは片手で打ってるけど
我ながら、片手の割にそこそこ早くなったと思う。


プログラムを左右の人差し指だけで書いてた同僚がいるくらいだから
文書さえ完成すれば、右手だけで打とうが構わないはずだ。
もちろん。
そのうち左手も復活させるけど。。


ようやくパソコンに2時間向かっていられるようになった。
3時間向かってたら、まだ筋肉痛になったけれど。


転ばぬ先の杖。筋肉は一日にしてならず(何
この痛みの毎日が、楽しいハイジ生活を支えるのだ。
ただ…
日常生活送れるようになるには、これが数ヶ月…
私の「好き」は、これが完治したあと、また元に戻るまで
一年近い筋トレが必要。


先は長いが… それでも転んでからじゃ遅いから。