不透明な肩たたき

会社に仮復帰してまもなく、全社員に対して会社からの報告が
あった。
昨年度の決算や、今年度の施策など。


昨年度、会社は大きな目標を達成した。
その噂は聞いていて、素晴らしいなー♪と思っていたのだが、
報告を聞いてみたら、その財源は…
過半数が人件費削減、もう半分は資源の除却。


昨年度と同じ成果をあげるには、当面は、やはり
人件費の削減が大きな解決方法だと受け取るしかない内容だった。


近所の仲良しさんと偶然に会ったら、私が会社最寄りのマンションから
帰ったことを喜んでくれた。が、まだまだ平日は会えない、
厳しい労働条件下であることを伝えると
「それ、会社はあなたに辞めろと言っているかに聞こえるわね」


三者が客観的にみても、その印象は拭えない今回の復帰。
会社の状況を考えれば、
景気が良いときは即戦力の復帰に前向きでも、
悪いときは、休職している人には復帰せず辞めてもらいたい。
当たり前のこと。


そこで、またもや思い出すのが
「三十歳から四十五歳」という大切な時期を無自覚に過ごすな

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)


もし企業に属しているなら、この時期に考えなさい。
自分はこの会社に残り、そこで戦力として全うするのか。
出来ないのなら、自分はどうしたいのか(転職、独立など)。
そのときの判断材料として、その会社は自分の未来を任せて
大丈夫なだけの資質があるのか?


最近の私の境遇と、年齢を考えると、仮に自分の120%を仕事に
捧げても、今の会社で「戦力として全う」にはならないだろう。
もう起用されないし、されても見返りは見込めない。


身体がちゃんと動かないのだから、今は転職も独立も難しい。
こういう時期は。。


冬なのだと思うことにした。凍てついた大地の下の種。
ただひたすら耐えるだけの季節。
でも死んでいるのではないから、この時間も無駄ではない。


残念な答えしか導き出せなかったけど、それでも
流されるだけ(無自覚)でいるよりは、きっと良いはず。
実は会社から肩たたきされているのだとしても。