コナンな夢

朝、アドベンチックな夢をみたので、メモしておいた。
だけどこれを小説にする力量はとても無いので、公開してしまう。

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風光明媚で有名な常夏の、小さな島「美女島(びじょがしま)」で異変が
起きた。
暖かい風が吹いたとき、何十人もの住人が突然死してしまう。


現地に遊びに行っていた新一(仮)と蘭(仮)はこの光景を
目の当たりにする。新一(仮)は謎解きへとかきたてられる。


女島は海に幾つか点在する島のうちでも大きい方だが、
空港がないため、他の観光島ほど観光客は多くなかった。
また、それらの島よりずっと赤道に近かった。


島を歩き回る新一(仮)は「他の島とは何も変わらない」と
呟くが、ガイドが「いや、他の島と違う点が一つある」と言う。


椰子の木と大きな葉の土地に、火山性の「赤岩(あかいわ)」が存在する
という。岩は砂岩のように見えるが、確かに島の層とは性質が
異なるようだ。岩の表面には赤い粉のようなものが付いて、
赤く見えるので「赤岩」と呼ばれるらしい。
今年の赤岩は特に「赤い」と言う。


現地人は恐れて、みな壁のある建物に避難を始めていた。
そこで人々は「顔に傷のある女だ」「顔に傷のある女が現れた」と囁いた。


女島には古い伝説で「顔に傷のある女が現れると人が大量死する」
といわれている。しかし、もう何百年も突然死現象は起きていなかった。
「顔に傷のある女」の謎を新一(仮)は追う。


女島の一番高い崖のてっぺんにのぼり、海を見渡す新一(仮)。
崖下には、島で一番の観光地である小島が見えた。歩いて周っても
30分で一周できる島で、美女島から歩いて渡れるように、今では
島と島との間はコンクリートの道路になっていた。
小島では南国特有の色鮮やかなフルーツがいっぱい並べられ、
普段は買い物客で賑わう場所だ。


そこから南に向かって、点々と島が繋がっているように見えた。
水平線にかけて、キラキラ光る海水に邪魔されながら、新一(仮)は
それらの島が「醜い顔」の女性の形に見えることに気付いた。
小島はその「醜い顔の女」の「傷」だ。


新一(仮)は切り立った崖の上から下をのぞきこむと、
崖の中央に人工的な「楔」が打ちつけられているのを見つける。
新一(仮)はふわっと飛び降りて、楔につかまって崖にぶら下がった。
(↑このあたりがコナンちっく)


そこから崖を見ると、カラスのような鳥が崖に沢山巣を作っている
のが分かった。美女島でこんなに鳥が居ることは知られていない。
新一(仮)は、赤岩の赤い砂が実は苔で、今年は鳥が繁殖したために
苔を餌とする虫が激減したのではないかと推理する。


赤岩の砂はやはり苔で、本来の姿は真っ赤な花のようで、
強くて温かい風が吹く日は大きく呼吸し、毒の交ざった空気を
吐き出すのだと分かった。これを吸うと人間は数秒のうちに毒が回り
死んでしまう。風が通ったあとには何人もの死体が転がるのだ。
今年は赤岩の苔を食べる虫が激減し、何百年に一度の「顔に傷のある
女」が出現したのであった。

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と、夢としては完璧なまでなストーリーだったのだけど、
その苔ってなにさ? 顔に傷のある女のエピソードが弱くない?
ってなことで、私の力量では、どうやっても小説にできないことが
分かった。ためらいもなく崖から飛び降りるところはコナンちっく
であり、ルパンちっくであるとも思った。もちろん、じっちゃん
の方のルパンね。