まず「やめることを先に決める」

梅田さんの最新書の中に

「時間の使い方の優先順位」を変えるにはまず「やめることを先に決める」ことである。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」が大切だ。お正月の「今年の抱負」が大抵は実現できないのは「やめること」を決めずに、ただでも忙しい日常に「やること」を足そうとするからである。時間は有限なのだ。精神論だけで新しいことはできない。


というのがある。
これがどういうわけか、心にとても引っかかっている。
本を読んだときは「その通り!」と思ったのだが、いざ
自分はお正月の「今年の抱負」に当たり、何をやめるのか。


何を隠そう、病気になってから今年で早3年目。残念なことに
元の自分を100とすると、今の自分は10にも満たない。
病気になりたては何も捨てずに治そうとした。しかし、捨て
なければ治らないことに気付き、
・酒
・ネット(某SNS
・エアロビ
・英語の勉強
・友達との3時間以上の遊び
・自炊
・掃除、片付け
・読書
・漫画を読む
・小説を書く
・言われること以外の仕事の仕事を進んでする
もう、充分すぎるくらい捨ててきた。既に私の日常は
普通の人のいう「生活」では無く「人生の楽しみ」も無い。


そもそも梅田さんは最新書を、梅田さんより若くて
自己啓発意識はあるがどうして良いか悩んでいる20代くらい
の人向けに書かれていると思う。それを、病気の私が一緒に
なって「ウェブ時代を ゆく」などと考えているのが
間違いなのかもしれない。


だけど会社で、今でも部署で一番ネット(ハード面)に
詳しいのは私であったり、同僚たちがニコニコ動画はもとより
YouTubeのアカウントすら持っていない現状を知ってしまうと、
私は何かもっとできるんじゃないか、と勘違いしてしまう。


「好きを貫く」のも、今の私には無理なのが分かった。
試してみたら病気が悪化し、2日間も倒れてしまったのだ。
だから会社を辞めて好きな道へ進むのも、今はその時期
ではない。それよりも、たった3ヶ月しか働いていないのに
普通の社員と同等とみなして査定をし、ボーナスを出して
くれた今の会社に、今はすがっていたほうが良さそうだ。


新年の抱負、それは毎年「今年こそ夢を叶える」(爆)だが
その前に今年は「なにかをやめ」よう。
今のところ第一候補は「残業はしない。仕事を生活の中心に
置かない」だ。つまり「仕事に責任を持たない」「誇りを
持たない」ということだ。恥ずかしいことだが、これは私に
とって「かなり重要な」こと(苦笑)。でもまず、これを
やめてみよう。使える時間は量的にも質的にも変えられる
だろう。


引っかかっていたということは、それだけ重要なテーマ
だった証拠だと思う。w