東京国立博物館 法隆寺宝物館

日本のキュレーターの分際で国博を紹介しないなんて!
ええ、一日本人として日本の国立博物館には物言いです。
語ると長くなるので割愛。


唯一、語ってもいいと思うのが、東京国立博物館上野恩賜公園)の
法隆寺宝物館」
http://www.tnm.go.jp/jp/guide/map/horyujiHomotsukan.html
1999年、建物が斬新なデザインに建て替わったのもありますが、
とても閲覧し易くなっています。


法隆寺といえば飛鳥時代、その隆盛を誇った日本最古の木造建築。
そのころのお宝がこの東京、法隆寺宝物館に展示されています。
行ってみてください。
お宝なんてもんじゃない、ガラクタもいいとこです!


そう、布はすり切れ、色ははげ落ち、木は虫食いだらけ。
それだけ、歴史を刻んでいるということです。飛鳥時代、実際に
人々が使用していた布や、踊りに使っていた面が、現代にも
存在していること自体が奇跡なのです。


古いものは保存が難しく、ほとんどが展示に耐えられません。
常設展室内も可能な限り照明を落としていますから、できれば
時間のあるときに、ケースに近付いて宝物を見てください。
時に展示が困難なものも特別展示されることがあります。


私のお勧めは「聖徳太子絵伝」
http://www.emuseum.jp/cgi/pkihon.cgi?SyoID=1&ID=w039&SubID=s000


聖徳太子の一生が描かれたもので、現在は屏風の形になっています。
10枚のパネルに聖徳太子がいっぱいいますw
探して、いったい彼が何をしているのか探ってみましょう。
歴史の教科書では習わなかった彼が、そこには沢山います。


絵伝が展示されるのは稀ですので、行ったら資料エリアにある
パソコンで検索してデジタル画像を閲覧してみるのも手です。
そのデジタル展示システムに私が一枚かんでいるとか、いないとか
そういうことは置いといてw