高速道路から降りてみる

梅田ファンのみならず、ベストセラー「ウェブ進化論」を読んだ人は
インターネットの普及が個人の知を以前よりずっと早く高めることに貢献
していることの比喩として「高速道路」という言葉が使われることは
知っていると思う。


という書き出しで、ここ数日、ブログに上げることを前提に
「職業としての高速道路」を降りて「けものみち」に行くことについて
文章を書いていた。
今日、その文章を書き終えてみて、ブログには上げないことにした。


一番の理由は、書くことで自分の考えがまとまったこと。そしてそれは
他人に説明しても意味がないものだと分かったこと。
(ぶっちゃけ、本を読んだ方がずっと早い)


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)


ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)


フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)


私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)


二番目は、これだけじっくり考えた今、もう一度「ウェブ進化論」を
初め、「高速道路」「けものみち」について書かれた本を読み返す必要が
あると感じたこと。


三番目。そのような長文を、ここの読者は歓迎しないということ(爆)


なぜ数日、そんなことをずっと考えていたかというと、今いる
「職業としての高速道路」の「渋滞の中」は、極めて居心地が悪い。
抜け出すための努力というやつは、闘病中の私には時期尚早としても、
少なくとも私の周囲は、この芋を洗うかのような大渋滞の中で、ことも
あろうに「ここが自分の居場所」かの如く、現状に満足してしまっている。
二年間ブランクのあった私から見れば、この無欲な人たちは、もっとも
付き合いたくない始末の悪い人たち。倒れながらもギア入れてる自分の方が
まだマシだと思う。ニュートラルにしてんじゃねぇ!


またもう一つの理由が、「けものみち」に行ってみたいという衝動。
この感情は半ば突発的なものなのだけど、数年にわたってウェブ上で実験
してみた結果、私の発明したものは、まんざら無意味でもなさそうだと
手応えを感じ始めたこと。この「発明したもの」は一見、既に世に
ありそうなもので、実は存在しない。だからこそ、世の中に持って
出てみたい。ただし、似たようなものは幾つもある。これを梅田さんの
言うように、いかに「けものみち」を選んで進んでいくか。
ものすごい手腕と才能を問われることになるだろう。そういう意味では
けものみち、怖ぇー」。すぐに踏み出すには時期尚早(闘病中)。
それと梅田さんでいうところの「やめること」。「年上とは付き合わない」
みたいな、自分の「けものみち」ルールが未だない。これを決めないと、
それこそ「けものみちじゃない」道に足をつっこみ、叩きだされるのが
落ちな気がする。


と書いただけで長文の様を呈してきたから、もう止めよう(笑)


※ 8/4会社で倒れかかったのは、これとは別件です。