笠井女流アマ編

さて、竜王就位式会場はと申しますと、やはり女性の数は極少。
竜王夫人もいらっしゃっていたのですが、特に派手な衣装でもなく、
とても落ち着いていらっしゃって(走り回る柊少年に目が放せないのか?)
集中しているであろう周囲の視線を上手にかわされていました。


そんな会場で、白い蝶が舞っているかのようだったのが、
笠井女流アマ名人です☆


素敵な笑顔が輝いて、彼女の周囲にもいつも人の壁w
お話してみたいなぁーと思ったけれど、ついに近付くことさえ
不可能でした。
あ。ちなみに、佐藤棋王は途中からいくら捜してもお姿見付けられず。


散会してからもずーと会場内で雑談をしていた私たちは
「ほたるの光」が鳴りやんだあとに、ホテルの人に「すみません、
会場を閉めますので」と言われ、ようやく出てきました。
もちろん、もうクロークもがらがら。


と、近くのソファーで笠井女流アマ名人が、先輩(?)お二人と
話していらっしゃいました。
私が一人ですーっと近付いて行くと、先輩お二人は遠慮されたのか
笠井女流アマ名人と私を二人だけにしてくださいました。


うつむいていた笠井女流アマ名人が顔を上げたところへ、いきなり
私が一人だけ立っていた格好となり、さぞ驚かれたようですが。。
NHK見てますよー」
と話しかけると、会場でこぼれていたあの素敵な笑顔がころり♪
お、オーラがまぶしいぜ


「いつも切り返しが上手だなーと思いながら観てます」
あのグループとの仕事は長かったですからね(毒)
「いいえ、けっこうダメ出しされますよー」
むちゃ振りしてるのはNHKの方で。それに応えてる笠井さんがすごい。
私としてはNHKにダメ出ししたいです。


「お正月、棋王と指されてませんでした?」
「ええ、NHKで」
笠井女流アマ名人の表情が、笑顔なのか苦笑いなのか、スレスレ微妙。
そんな素っぽい彼女を見たとき、つい私も本音が出てしまいました。


「緊張されてましたよね?!」
「はい、もう!!」
「ほんとのところ、もう将棋どころじゃなかったんじゃ?!」
笠井女流アマ、まるで握手でも求めてくるような、というか
当時の心境に戻って誰かにすがりたくなったのか、その複雑な笑顔のまま
大きくうなずかれました。 アハ(^□^;
だよねぇ・・・


棋王ですもんね。すごく緊張されてるなーと思いました」
「見ていてくれる人がいるとは思いませんでした(複雑笑顔)」


ええ、見ている方はそれなりに楽しいですが、見てるときも
NHKはずいぶんと無茶な番組企画するなー」と思ってました。
ちなみにこのときの解説者が深浦王位で聞き手が熊倉女流です。
いくら顔なじみとはいえ、トッププロと指し初めとは。。しかもテレビで。
笠井女流アマ名人はきっと、ものすごくプレッシャーに強くなられたと
思います。


「今年も女流アマ、獲ってくださいね♪」と応援すると、
力強く「はい(目がキラリと光った!)と答えて、先輩方と帰って行かれました。


現役大学生。笑顔がとても素敵な笠井女流アマ名人でした♪


(終)