五百枚入る名刺ホルダー

他にも読み返すべき本が沢山あると思うが、私はどうしても


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)


これが手放せない。衝撃的すぎた。
amazonでは帯を取ってサイト掲載しているが、実は帯には
「では明日からどうしたらいいの?」 という、
つい口をとがらせて聞き返したくなってしまう言葉がしっかり書かれている。
まさに「どうしたら?」にヒントを返している本である。


さらにこれを補足するような具体例は「ウェブ時代 5つの定理」や
「生きるための水が湧くような思考」で書かれている。
頭がかたーくなってしまっている私は、すぐさまこれを自分の例には当て嵌め
られないが、発想の切り替えには充分。


んで。「ウェブ時代をゆく −いかに働き、いかに学ぶか」であるが、
ウェブ時代だからといってウェブで何かが解決できるとは一言も書いていない。
むしろ「『五百枚入る名刺ホルダー』を用意しよう」に象徴されるように、
どうやら大切なのはリアルの方らしい。これを読んでから、この「五百枚の名刺」に
半分うなされていると言っていい(笑)


今年になって体調を著しく崩し、リアルの外出はもちろん、ネットでの交流すら
苦しくなってきた。8月・9月は最悪だ。最悪だけれど…


自分は自分が情けなくなるほど「クリエイターなのだ」ということを自覚した。
たぶんこのまま、病気だからとクリエイティブな生き方は変えられないだろう。
こんなに苦しむ結果になっても、それでも動かずにはいられなかった。
そこではやはりネットの力に頼る部分もかなりあったし…


一番はやはり「名刺」だった。
この夏、2つの案件が。。 そのうちの1つは自分で第一歩を踏み出したが、
それをフォローしてくれる人に恵まれて、どうやらわずかでも進みそうだ。
こうして一歩踏み出して、新しい名刺をまた1枚フォルダーに増やすことができた。


もう1つは、体力的に無理と判断し、某氏に委ねてしまった。
彼の名刺を持っていなければ、この案件は「ふぅん、変わってるねw」で
終わるところだった。託された某氏は大変かもだけど(汗


名刺を生かすも殺すも自分次第。私の名刺を生かしてもらえるかも自分次第。
このつながりの大切さを、これほど強烈に感じた夏は無い。
もちろん、500枚なんて無理だけど!
昨年よりは確実に、生きた名刺が増えた。
みんな、ありがとう。。


そしてまた立ち戻る。私はやっぱりクリエイターなのか?病気は治らないぞ。
このジレンマ。
だって、私がやっていることは…本業(会社員)じゃないんだもん。