覚悟
MRI撮る前から、筋肉の断裂は可能性高いと思ってた。
だからこそ医師に「MRI撮って欲しい」と依頼したわけだし。
想像以上に筋肉が残ってなかったことにショックは受けたけど、
病院の待合室で帰りのタクシー待つあいだに、そのショックも
振り払った。
「死ぬわけじゃなし、人生なんて正解はひとつじゃねーよ!」
それでも、怖いものは怖い。またあの薬切れによる痛みは必ず
襲ってくるわけで。ビビっても仕方ないから、来るまでは
いつ来てもいいように、診察券をすぐに持ち出せるように準備したり。
ちょっとした衝撃で残りの筋肉も切れるかもしれないから、
買い物には細心の注意を払ったり。背後からの自転車に接触しないように
植え込みギリギリを歩く、とかね。横断歩道以外は絶対に渡らない、とかね。
本能かな、夜になると意味もなく不安になる。
電気点けたまま寝たりする。どうせすぐ眠ってしまうと分かってても
mp3プレーヤーで音樂聴きながら寝たりする。
あっという間に寝付いたくせに、わずか5曲目で目が覚めると
かえって恐怖だったりする。
強がったり隠したりは意味ないんだよね、この恐怖は。
ニンゲンである以上、覚悟とは別に、持っていて当たり前の本能なんだから。
恐怖から逃げるために音樂聴いたり、友達と電話したり、マンガ読んでみたり
そういう手段は可能な限り講じるけど。
でも「楽しい気分になるから♪」という理由で愛飲してたノン・アルコールビールは
やめた。
アルコールじゃないにしても、嗜好品の類を口に入れる気分じゃない。
ミネラル麦茶・野菜ジュース・牛乳以外は、味付きの水さえ欲しくない。
恐怖からの逃避行動がネガティブなものにならないように…
なんか恐怖すぎてネガティブなことはかえって考えられないけど
これも戦いなのだよね。
「これを機に、ここなっつさんも色々勉強するでしょう」というメールを
大病も怪我もしたこともない友人に送られてきたときはカチンときたけど。
それも含め、戦いなんだよね。