希望の芽

勤務先が、オリジナルの本を作りました(何


多忙な中、選出メンバーは一生懸命執筆したので、
悪いことは言いたくないですが、内容にオリジナリティが全くなかったです。


どうもうちの経営者は、新しいサービスに疎い気がしてならない…
過去に「若手がこんな発想をしてる♪」と喜んで社員に発表したのは、
わずか数日前にテレビでやっていた内容であり、当時はそれと似たサービスで
はてなココ」がリリースされていました。


若手の浅はかさもさることながら、大喜びしてる当時の社長に
失笑を禁じ得なかったです。
たぶん、私だけじゃなかったと思うけど、社長に直訴した人は居ないみたいで。
ああ、日本の企業で、社長にダメ出しできるわけナイですね。


そんな土壌は未だ改善されずに、今回の出版があったわけですが、
なんか、無視するのは、あまりに痛かったのです。
「リッチマン・プアウーマン」というドラマがありましたが、
あの時にドラマティックに描かれていたITサービスが、本に書かれていたから。


悪口ばかり書いていると、人間がダメになりそうなので、
今回は、社長に感想を求められたこともあり、正直に感想を言いました。
どこが他人の発想で、自社が出来るのは何なのかを。


すごく、夢のない、つまらない部分が、勤務先の担当エリアでしょう。
つまらなくても、それを実現できることこそが、夢であり、
白昼夢とは違うところです。


タイトルが「希望の芽」なのは、こんな感想でも、社長は受け容れてくれたからです。
「それも社員の意見」として、事業計画に加味しようとしてくれる姿勢です。
つまらない、夢のない社員、と切って捨てられる覚悟もしましたが、
それを切るようなら、初めから感想なんか求めないよ、そういうことでしょうか。


たぶん経営者も、陰で失笑されるようなことをしたいのではなく、
二番煎じや著作権違反になるようなことは教えて欲しいのでしょう。
遠慮して言わないほうが、きっとどうかしてるんだろうな。