「書かないの?」

数週間前、勤務先のビルから数十キロ離れた他部署のビルに出向いたとき。
入社時に同じ部署だった面々と久しぶりに会って、
不満やら不平やらを、怒涛のごとく垂れ流していたら、先輩が
「もう、本は書かないの?」


え? Σ(~□~ ‼


どうして、それを知っているのでしょう?


「ん、聞いたよ、本を出してた、って」


んんん、確かに出版されましたよ、一週間ほど σ(-_- ll
すぐに絶版になりましたね。


そう言えば、異動になったとき、定年前の人に差し上げたのを、
あとで回し読みしてたとか、聞いたような。


構想だけ出来ててちっとも文章にならない、SFと純文学の長編。
超短編の幾つか。
まったく進まない、というか、書くことすら忘れている。


私の場合、それらは気持ちに余裕がないとダメらしい。
どんなに忙しくて寝不足でも、心が満たされていれば進む。
だから、もちろん、文章は怒りや不満のはけ口などでは、決してない。


「書いてた、ではなく、書い


最近では、少部数でも簡単に印刷・製本してくれるサービスがあるから
無理に出版社に売り込まなくても、知り合いに配るくらいなら
それっぽい体裁になる。


だからやっぱり私は、ちゃんと書いたらネットにも載せないし、
安直に製本したりもしない。


畑違いの仕事で四苦八苦している今は、とても書けたもんじゃない。
まぁ、、 今の仕事をどうにかする… その方が正解な気もするけど。