ひろゆき氏とmF247

冗談では無く、本当にひろゆき氏がmF247の経営権を獲得してしまった。
正確には一人で経営をするわけではないらしい。mF247にとって
これだけ頼りになる助太刀は無いだろう、と思う。


以前、ひろゆき氏のブログに酒飲みながら徹夜明けのテンションで
mF247への企画構想が書かれていたが、実際オープンにされていた内容は
業界に暗い人にはともかく、そうでない人には「企画書の目次」程度
のことであった。特に具体的にひろゆき氏がどういう方針で経営するのかは
分からなかった。


しかし、この企画構想の中で、ふーむ…と考えされられた箇所があった。

一般論としては、絶対に落ちないサイトではなく、半年に一回ぐらい落ちることがあるサイトにするだけで、コストは1/10になったりするものです。


インフラまで抱きかかえで提案するとき、「絶対に落ちないインフラ」
というのが常識だ。誰が企画書に「半年に一回ぐらい落ちます」と
書くだろうか。しかし指摘してあるように、半年に一回落ちるサーバー構成は
コストにして1/10になる。
「コストよりも信頼第一でしょ」という常識を覆す、それこそ驚きの発想。


半年に一回落ちるサーバー構成とは、具体的に何を何に替えるか想像つくが、
実はそれは「半年に一回落ちる」可能性はほとんどない。
一年に一度、落ちるかどうかだろう。
「すぐに落ちます」という構成では無いのだ。「半年に一回ぐらい」。
コストは下がるし、しかもそれほど弱っちろいインフラでもない。


仮にその構成で半年に二回落ちたとして。mF247の場合、どれくらい信頼を
失うか? 個人的には「まったく問題なし」と思う。
もちろん復旧時間がかかりすぎれば問題なしとも言えないのだが。
さて。
はてな」は半年で何回落ちますかね(笑) 最近はずいぶん減ったけど。
東証のサーバーは「絶対に落ちないサイト」構成でなくてはならないのに、
さて、既に何回落ちたでしょう。
某空港の管制塔のシステムはダウンしたことが無かったっけ?


そう考えれば「半年に一回くらい落ちる」なんてのは、趣味サイトとすれば
かなり強いインフラと言える。


こういう発想ができるひろゆき氏は本当におもしろい。本当に会って
話してみたら、どんなに楽しいだろうと思う。
うちの会社もやってる事業内容は似たようなものだが、私は
ひろゆき氏にならついて行きたいと思う。仮にひろゆき氏が破産することが
あっても、それはそれだけ楽しんだ結果じゃないかと思う。
病気でなかったら、とっくに求人に応募しているところだ。残念。